さいたま市内の障害者団体などが、街のバリアフリーの整備状況を確認する「まちあるき勉強会」が十四日、JRさいたま新都心駅とその周辺であった。約二十五人が参加し、通路の幅や点字ブロックの歩きやすさなどを見て回った。
バリアフリーの発展に向け、市の福祉のまちづくり推進協議会内にあるバリアフリー専門部会が、五年前から行う市民参加型の取り組み。障害者の目線で街の課題や評価の高い改善例を挙げ、リーフレットを作成して情報発信している。
この日は、駅前広場や歩行者デッキ、駅構内などをチェック。駅構内では車椅子の参加者が多目的トイレの使い勝手を調べ、ホームでは全員で点字ブロックの位置やホームと列車の段差を確認するなどした。
都市交通計画が専門で、部会長を務める日本大の稲垣具志(ともゆき)助教は「新都心は新しい街だが、点字ブロックの並べ方などに課題があった。来年は東京五輪・パラリンピックもあるので、全体的な環境整備につなげたい」と意気込んでいた。
勉強会で、駅のバリアフリー状況を確認する参加者たち
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