師走を前に、日野市の障害者就労施設「つばさ」で、知的障害のある利用者たちがつくった来年の干支(えと)ネズミの土鈴(どれい)の袋詰めや値札付けなどの出荷作業が本格化している。干支の土鈴は毎年、市内で販売され、好評を得ている人気商品だ。
土鈴のデザインは、埼玉県日高市の陶芸家西村圭介さん(43)が担当した。高さ六センチの立ちポーズで「型から出しやすいようシンプルにした」という。
三十余人が四月から、西村さんの指導を受けながら、型に白い液状粘土を流し込んだり、釉薬(ゆうやく)を塗るなどして二千五百個を制作した。干支の土鈴は、正月三が日に市内の高幡不動尊金剛寺で販売され、毎年売り切れるという。
税込み四百三十円、箱入り四百五十円。施設や市役所などでも販売している。問い合わせは、つばさ=電042(582)3434=へ。
ネズミの土鈴をPRする利用者と西村さん(右)=日野市で
2019年11月21日 47NEWS
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