以前も書いたが、最近日本茶に凝っている。
コーヒーや紅茶も好きなんだが、やっぱりホット一息つきたいときには日本茶だな。昼下がりや夕暮れ時に縁側でお茶をすすりたいところだが、残念ながら縁側が無い家に住んでる。畳の部屋でおかき等をかじりつつお茶を飲む。それでも結構楽しめる。
で、お茶の事を知りたくていろいろな本を買ったり図書館で探したりした。
最近見つけた本で、茶商で思月園代表取締役の高宇政光さんが書いた、お茶は世界をかけめぐるって本が面白い。
鹿児島知覧茶、熊本県矢部茶、佐賀県嬉野茶、福岡県八女茶、高知県仁淀茶、京都府宇治茶、三重県伊勢茶、静岡県掛川茶と本山茶、埼玉県狭山茶・・・
抹茶、碾茶、玉露、かぶせ茶、煎茶(普通蒸し・深蒸し)、釜炒り茶、玉緑茶(グリ茶)、茎茶(雁が音・白折)、芽茶、粉茶、焙じ茶、玄米茶、そして番茶(柳)。
日本全国の茶の名産地、呼び名や種類、製法でわかりやすく解説してくれてるし、今や世界で「Japanese Tea」とか「Green Tea」と呼ばれるようになった日本茶の歴史など、すべてをわかりやすく書いてくれた本。この本は日本茶の入門書でもあり、お茶好きの方の蘊蓄本としても楽しめる。
平安時代に中国から伝わった茶の歴史。
織田信長や豊臣秀吉の時代、千利休古田織部によって確立された茶道。
江戸幕府による覆い下茶園の宇治郷の独占と庶民に広まった番茶。
イギリスのインドや中国茶への代金決済による銀流出がインフレを引き起こし、お茶と阿片と綿でおこなわれた三角貿易とアヘン戦争。
インドの植民地化と中国の半植民地化による幕末の日本茶の輸出需要の経緯。
輸出に伴う日本茶の品質向上と製法の発展。
高麗磁器や景徳鎮の衰退による伊万里(有田焼)等陶磁器の急須や湯呑み茶碗の発展。
黒船来航による鎖国解除と開国がもたらした日本の貨幣価値の矛盾をつかれたインフレ。
輸出用煎茶の増産による日本各地の地元日常茶(番茶、柿の葉茶、豆茶)の衰退。
インドのアッサム地区やダージリン地区、セイロン(現スリランカ)ジャワ(現インドネシア)等の紅茶との世界市場でのバトル。
そして近代の保存方法の向上による品質維持など、多岐にわたり面白く説明してくれてる。
「ズイズイズッコロバシ~」って童歌が、徳川三代将軍家光時代に宇治から江戸迄お茶を運ぶお茶壺道中の事を唄ってたとか、土瓶で淹れる烹茶から急須で淹れる淹茶法に変わった経緯だとか、品評会、お店でのお茶の値段、業界入札の相場・・・。
海外では日本茶も砂糖を入れて飲むのが主流らしい。と聞けば、日本人なら誰でも「茶に砂糖?ふざけんな」って思う人が多いと思う。
でもさ、紅茶やチャイ、グリーンティーなんかは砂糖を入れて飲むのが当たり前だったりする。
俺も日本茶と砂糖は合わないと思ってたが、抹茶アイスとか、抹茶を使ったお菓子やケーキは人気だ。
煎茶や玄米茶に砂糖や蜂蜜入れてみたらどうなんだろう?レモン浮かべたら?ミルク(牛乳)と混ぜてみたら?
そんな事を考えつつ、この本を読む。
日本茶好きの人もそうでない人も是非読んでほしい1冊。
長尾智子さん、有元葉子さん、高山なおみさんなど人気の料理家をはじめ、13人のさまざまな「お茶の時間」を写真とエッセイで綴った、「ホッとしたい時のゆとりのお茶・至福のお茶」って本も面白いよ。合わせて読んでみたら又違った楽しみが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/09/a0/db30b1f669aa2254f205583a82cb55d0_s.jpg)
ペットボトルのお茶もいいけど、急須で煎茶、薬缶で番茶、手軽にティーパックでもいいから、もっと気軽にお茶を楽しんで欲しいな。
コーヒーや紅茶も好きなんだが、やっぱりホット一息つきたいときには日本茶だな。昼下がりや夕暮れ時に縁側でお茶をすすりたいところだが、残念ながら縁側が無い家に住んでる。畳の部屋でおかき等をかじりつつお茶を飲む。それでも結構楽しめる。
で、お茶の事を知りたくていろいろな本を買ったり図書館で探したりした。
最近見つけた本で、茶商で思月園代表取締役の高宇政光さんが書いた、お茶は世界をかけめぐるって本が面白い。
鹿児島知覧茶、熊本県矢部茶、佐賀県嬉野茶、福岡県八女茶、高知県仁淀茶、京都府宇治茶、三重県伊勢茶、静岡県掛川茶と本山茶、埼玉県狭山茶・・・
抹茶、碾茶、玉露、かぶせ茶、煎茶(普通蒸し・深蒸し)、釜炒り茶、玉緑茶(グリ茶)、茎茶(雁が音・白折)、芽茶、粉茶、焙じ茶、玄米茶、そして番茶(柳)。
日本全国の茶の名産地、呼び名や種類、製法でわかりやすく解説してくれてるし、今や世界で「Japanese Tea」とか「Green Tea」と呼ばれるようになった日本茶の歴史など、すべてをわかりやすく書いてくれた本。この本は日本茶の入門書でもあり、お茶好きの方の蘊蓄本としても楽しめる。
平安時代に中国から伝わった茶の歴史。
織田信長や豊臣秀吉の時代、千利休古田織部によって確立された茶道。
江戸幕府による覆い下茶園の宇治郷の独占と庶民に広まった番茶。
イギリスのインドや中国茶への代金決済による銀流出がインフレを引き起こし、お茶と阿片と綿でおこなわれた三角貿易とアヘン戦争。
インドの植民地化と中国の半植民地化による幕末の日本茶の輸出需要の経緯。
輸出に伴う日本茶の品質向上と製法の発展。
高麗磁器や景徳鎮の衰退による伊万里(有田焼)等陶磁器の急須や湯呑み茶碗の発展。
黒船来航による鎖国解除と開国がもたらした日本の貨幣価値の矛盾をつかれたインフレ。
輸出用煎茶の増産による日本各地の地元日常茶(番茶、柿の葉茶、豆茶)の衰退。
インドのアッサム地区やダージリン地区、セイロン(現スリランカ)ジャワ(現インドネシア)等の紅茶との世界市場でのバトル。
そして近代の保存方法の向上による品質維持など、多岐にわたり面白く説明してくれてる。
「ズイズイズッコロバシ~」って童歌が、徳川三代将軍家光時代に宇治から江戸迄お茶を運ぶお茶壺道中の事を唄ってたとか、土瓶で淹れる烹茶から急須で淹れる淹茶法に変わった経緯だとか、品評会、お店でのお茶の値段、業界入札の相場・・・。
海外では日本茶も砂糖を入れて飲むのが主流らしい。と聞けば、日本人なら誰でも「茶に砂糖?ふざけんな」って思う人が多いと思う。
でもさ、紅茶やチャイ、グリーンティーなんかは砂糖を入れて飲むのが当たり前だったりする。
俺も日本茶と砂糖は合わないと思ってたが、抹茶アイスとか、抹茶を使ったお菓子やケーキは人気だ。
煎茶や玄米茶に砂糖や蜂蜜入れてみたらどうなんだろう?レモン浮かべたら?ミルク(牛乳)と混ぜてみたら?
そんな事を考えつつ、この本を読む。
日本茶好きの人もそうでない人も是非読んでほしい1冊。
長尾智子さん、有元葉子さん、高山なおみさんなど人気の料理家をはじめ、13人のさまざまな「お茶の時間」を写真とエッセイで綴った、「ホッとしたい時のゆとりのお茶・至福のお茶」って本も面白いよ。合わせて読んでみたら又違った楽しみが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/09/a0/db30b1f669aa2254f205583a82cb55d0_s.jpg)
ペットボトルのお茶もいいけど、急須で煎茶、薬缶で番茶、手軽にティーパックでもいいから、もっと気軽にお茶を楽しんで欲しいな。