GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

第66回紅白歌合戦出場歌手

2015-11-27 02:35:14 | MUSIC/TV/MOVIE
年末の恒例行事、紅白歌合戦。
コタツに入り、紅白を観ながら酒を飲みつつ年越しそばを食べて一年が終わる。
勿論そのあとのゆく年来る年も観る。
数年前までは31日が仕事の締め日で、電車で初日の出を見ながら家に帰ってた。したがって紅白は録画で観てた。
でも最近はリアルタイムで観れるようになった。

紅白歌合戦は毎年視聴率がどうたらこうたらって言われる。
第14回1963年に最高視聴率81.4%を出したのは凄い記録だ。日本全国の8割の人が観てたって事だもんね。
年越しは紅白で締めるってのが当たり前と思われてた時代だからこその数字。1984年までは70%以上の視聴率。
でもさ、あの頃は他局で面白い番組をしてなかったのではないかな?
今では、ガキ使、ジャニーズや歌番組のカウントダウンライブ、格闘技なんかがあるし、WOWOWやスカパーでもライブ中継とかやってる。
初詣に行く人もいるし、カウントダウンイベントにいく人もいる。
そんな中で未だに40%をたたき出すんだから、やっぱり年末は紅白って感じなんだろうね。

紅白歌合戦出場が歌手の誉れでもあった時代。
レコード大賞と並んで紅白出場は権威だった。
紅白に選ばれる=一流歌手と認められたって事だったろうし、その後の仕事にも影響あっただろうね。
高視聴率の紅白に出場すれば、それだけで全国区で知名度が上がるし、歌も覚えてもらえる。
紅白出場歌手って肩書きがつくだけで地方巡業やレコードの売り上げも変わってたと思う。作家が「直木賞」とか「芥川賞」を取るのと同じかな。

だからかな?未だに紅白出場できるのを当選とか、選ばれないのを落選って言うのは。
でも、未だに選考基準がわからない。
毎年テーマにあわせて選考してるらしいが、選ばれたいって思ってる歌手は落選にガッカリする。演歌歌手にとっては出場出来るか出来ないかは、前述の通り翌年からの仕事に影響あるだろう。
でもさ、NHKから出場依頼して断られる歌手やアーティストもいる。
なのに当確って?
サザンや中島みゆき、矢沢永吉なんかがそうだろう。
紅白出場はそんなに大した事じゃないと思ってる歌手からみりゃ、出てあげようか?とか、イヤイヤ年末はリゾート地で休養するから勘弁ってレベル。

浜崎あゆみや安室奈美恵のように「紅白卒業」って言うアーティストもいる。北島三郎(サブちゃん)も卒業宣言した。
今年も、ももいろクローバーZが出場できなかったのか断ったのかはわからないが、紅白卒業を宣言した。
他局の年越し音楽番組に出たり、自分たちの年越しライブやイベントに参加した方が、メリットが大きいアーティストは、紅白出場よりそちらを選ぶんじゃないかな。

今年の紅白出場歌手が26日発表された。
司会は総合司会が黒柳徹子と有働由美子アナ、白組はV6の井ノ原快彦、紅組は綾瀬はるか。大丈夫か?前回みたいなぽかやボケをするなよ。
初出場は最多の10組。
再結成したレベッカ。、BUMP OF CHICKEN?よく出場してくれたな。彼らの生歌(live)が聴けるのは凄く嬉しいが何故出たんだろう。ゲスの極み乙女。は何故白組?Superfly、大原櫻子、『ラブライブ!』のユニット・μ’s(ミューズ)ここまではまだ知ってる。
星野源、三山ひろし、山内惠介。このあたりは・・・ごめん知らん。
乃木坂46が初出場する代わりにSKE48、HKT48が落選した。まぁ指原も松井珠理奈もAKB48の方で出るからいいんだろうけどね。

紅白常連も名を連ねてる。
森進一48回、五木ひろしは45回目かぁ。細川たかし、和田アキ子が39回目、石川さゆり38回目。
郷ひろみで28回目かぁ。伍代夏子が22回目で藤あや子が21回目、天童よしみも20回目、松田聖子も21回目。
そう考えるとSMAPの23回、TOKIO の22回目って凄いな。そんなに出てるんだ。
昔はジャニーズ枠は3組って暗黙の縛りがあったけど、今年は7組出るらしい。
SMAP、TOKIO、V6、嵐、関ジャニ∞、ここまではわかる。SEXY ZONE、そして近藤真彦?なんか微妙。

ますます選考基準がよくわからない。
今年ヒット曲があったか無かったかってのが基準なら、常連の演歌歌手陣をはじめ、マッチや聖子が選ばれるのおかしい。ましてやレベッカやX JAPAN、今井美樹なんてどうなの?ゴールデンボンバーは今年も「女々しくて」を演らされるのだろうか・・・。
小林幸子が企画枠で出るみたいだけど、これなんかは紅白の代名詞みたいなもんだからいいけどさ、それなら、今年放映された仲間由紀恵主演のNHKドラマ「美女と男子」の中で、高橋ジョージが演じた「たどころ晋也」を出してほしい。 ドラマ劇中歌の「ハローマイラブ!」や「ふたり~One Day」はいい曲だよ。しかも劇中で明らかに紅白出場の話が盛られてたのだから。

年配視聴者の好むベテラン演歌歌手。アラフォーやアラファイブ世代の好むマッチや聖子、今井美樹。バンドブーム世代の為のXやレベッカ。ジャニオタ狙いのジャニーズ7組。AKB48やEXILEファン。ロックファンの為のバンプ。新世代ロックファンの為のSEKAI NO OWARIやゲスの極み乙女。アニオタを取り込むμ’s。
どうだ!これなら全世代観たいと思うだろ?ってNHK製作陣の思惑が垣間見える。
アレコレ詰め込みすぎた豪華弁当や鍋のようだ。
蟹鍋なら蟹だけ、てっちりならフグだけ、アンコウ鍋でもスッポン鍋でもそれだけを吟味・堪能したいところだが、紅白歌合戦は寄せ鍋やちゃんこ鍋みたいなモノか。そりゃ毎年だったら飽きられてくるわな。また寄せ鍋か~って。
今年は九州地鶏の水炊きだぁとか、今年は秋田本場のハタハタ鍋とかきりたんぽ鍋、って方が興味あるけどさ。
安定を求める日本人には「今年もこの寄せ鍋」って方がいいのかもしれない。
好き嫌いで評価が分かれる一か八かの勝負よりも、安定した視聴率が取れるアーティストラインナップ。NHKらしいと言えばNHKらしい。

ところで、なんできゃりーぱみゅぱみゅを落としたんだろう。
本家きゃりーの中田ヤスタカ氏がプロデュースした企画もの、浜田ばみゅばみゅのダウンタウン浜田が裏番組ガキの使いやあらへんでをやるからかな?
裏番組とはいえ収録は終わってるんだから、二人の同時出演は可能だったはずだが、そこはTV局の暗黙の掟があるのかな。紅白でやれば視聴率かなり取れたのに。
残念。