2006-0405yms15
あなたとは佐賀と福井に別れても
手紙はきっと出し合おうよね 悠山人
○紫式部集、詠む。
○略注=あれ?と思った読者は、相当な記憶力。悠山人新古今集現代詠075(昨秋10月06日)既出。新古今集0859に採録されている。ここでは依拠本による表記。現代詠は少し趣を変えた。詞書にはないが、赴任地の肥前(佐賀・長崎)を音調の関係で佐賀と、越前を福井とする。紫は越前。
¶行く=「<いく>と<ゆく>はともに上代から用いられたが、<ゆく>
のほうが多く使われた。」(古語辞典)
□紫015:きたへゆく かりのつばさに ことづてよ
くものうはがき かきたえずして
□悠015:あなたとは さがとふくいに わかれても
てがみはきっと だしあおうよね
あなたとは佐賀と福井に別れても
手紙はきっと出し合おうよね 悠山人
○紫式部集、詠む。
○略注=あれ?と思った読者は、相当な記憶力。悠山人新古今集現代詠075(昨秋10月06日)既出。新古今集0859に採録されている。ここでは依拠本による表記。現代詠は少し趣を変えた。詞書にはないが、赴任地の肥前(佐賀・長崎)を音調の関係で佐賀と、越前を福井とする。紫は越前。
¶行く=「<いく>と<ゆく>はともに上代から用いられたが、<ゆく>
のほうが多く使われた。」(古語辞典)
□紫015:きたへゆく かりのつばさに ことづてよ
くものうはがき かきたえずして
□悠015:あなたとは さがとふくいに わかれても
てがみはきっと だしあおうよね