紫式部集024 老津島の

2006-0421-yms024
老津島の神も子らをいさめたか
子どもの声も浜も静かね　　　悠山人

○紫式部集、詠む。
○略注＝琵琶湖。奥津（おいつ）島の州崎（砂浜が湖中へ突き出たところ）で、近所の子どもたちが賑やかに笑い興じている。でも、ふっと静かになった。おや、波のざわめきも凪いだわ。須佐之男さまのお叱りがあったのかしら。
　¶おいつ島＝新潮版注は、延喜式の「奥津嶋神社」、現在の近江八幡
　市「大島奥津島神社」か、とする。地図で確認すると、いまは湖の西岸
　で地続きである。「おい」（老い）「わらはべ」（子ども）に掛ける。平王ク
　は「老津島」表記。
□紫024：おいつしま　しまもるかみや　いさむらむ
　　　　　　なみもさはがぬ　わらはべのうら
□悠024：おいつしまの　かみもこらを　いさめたか
　　　　　　こえもしないし　はまもしずかね

短歌写真136 つかの間の

2006-0421-yts136
つかの間の西日に映えて姫沙羅の
芽吹きかがやきいのちかがよふ　　　悠山人

○短歌写真、詠む。
○きのうは春の嵐。前日の平地の雨が、自宅から見る富士山には雪。夕陽にきらきらする樹の芽をいとおしんで、カメラを出す。詠む。新芽も字体も西日（いりひ）にあかくなった。
□つかのまの　にしびにはえて　ひめしゃらの
　　めぶきかがやき　いのちかがよふ

image068 姫沙羅の芽吹き

2006-0421-yim068
title : Stewartia monadelpha
yyyy/mm : 2006/04
notes : 短歌写真参照。自宅、昨夕映え。
☆けさも、素晴らしい上天気。☆

image067 これもミント

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title : some kind of mints
yyyy/mm : 2006/04
notes : 花名札にミント。漢字では薄荷。わが家のアップル・ミントは、ちょっと油断していると、芝を駆逐する勢い。生命力が強い。この写真は花庭園。

image066 赤合歓

2006-0421-yim066
title : Albizia julibrissin, rouge
yyyy/mm : 2006/04
notes : あかねむ。言葉どおりの真紅である。同じ花庭園で。

image065 夜来香、芽吹く

2006-0420-yim065
title : yelaishang
yyyy/mm : 2006/04
notes : イェラィシャン。記憶に便利のため、今回はピンイン（併音）を焼き込んだ。短歌写真２００６年０１月１６日参照。