2006-0415-132yts
あし辺ゆく鴨の羽がひに霜ふりて
寒き夕べは大和し思ほゆ 志貴皇子
○短歌写真、詠む。
○きょう昼過ぎ、小さな湖畔に車を止めて、周回散策路を歩いているときに、発見した。笹に隠れていたので、撮影用に周辺を少し綺麗にした。訓読(読み下し)者も、陰刻者も、由来も全く不明。万葉愛好家のために載せる。万葉集1の64。
□あしべゆく かものはがひに しもふりて
さむきゆふべは やまとしおもほゆ
あし辺ゆく鴨の羽がひに霜ふりて
寒き夕べは大和し思ほゆ 志貴皇子
○短歌写真、詠む。
○きょう昼過ぎ、小さな湖畔に車を止めて、周回散策路を歩いているときに、発見した。笹に隠れていたので、撮影用に周辺を少し綺麗にした。訓読(読み下し)者も、陰刻者も、由来も全く不明。万葉愛好家のために載せる。万葉集1の64。
□あしべゆく かものはがひに しもふりて
さむきゆふべは やまとしおもほゆ
2006-0415yms20
三尾浜の引き網漁を見ていたら
やはり私は都の女 悠山人
○紫式部集、詠む。
○略注=滋賀県の(琵琶湖の)三尾ガ崎で網引きを見て、と詞書。住所検索をしたら、今の高島市三尾里らしい。引き網の忙しそうな様子を見ていたら、都恋しさが急に込み上げて来たのよ。やっぱり私は京(みやこ)にふさわしい女、なのね。
¶てま(手間)もなく=休む間もなく。平王クはここを「ひまもなく」と読
んで、異説を唱える。参考までに、少し長く引用する。
「ひまもなく…定家自筆本系の群書類従本、古本系の也足叟素然本、
同乙本、群書類従本・東大本、六女歌集本、大阪府立図書館本は
<ひまもなく>で絶え間なく、休むことなく、終始の意味。<てまもな
く>とある本が多い。手の休む間もなく、と取るべきだが、<手間>
は作業をする時間のことなので、それがない、というのはおかしい。
①本文を訂正し、ひまもなく『全評』『論考』『叢書』 ②本文そのままで
<手を休める暇もなく> 『新書』『集成』『大系』」。
□紫020:みをのうみに あみひくたみの てまもなく
たちゐにつけて みやこ恋ひしも
□悠020:みおはまの ひきあみりょうを みていたら
やはりわたしは みやこのおんな
*now streaming : dvorak_american quartet mvt - 1 *
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