日々礼讃日日是好日!

まほろ界隈逍遥生々流転日乗記

Peace to BAGU's memory!

2015年02月13日 | 音楽
 愛犬、といっても母とずうと同居していたキャバリア犬雄のBAGUが、先月の28日深夜から29日早朝にかけて、天国に旅立っていった。生まれて間もなくに近所からもらわれてきて、全体が白と茶色の二色、そのときはまだ尾っぽの毛並がしっかり伸びきってなくて、幼い感じがたまらなく愛らしかった。

 あれから11年、何度こちらと新潟の実家を車に乗って高速道路で往復してくれたことだろう。すっかり車に乗るのが好きになって、助手席から窓ガラスに前足を延ばしてずうと外を眺めていた姿を思い出す。夏は新潟の実家で母と過ごして、野良仕事にも付き合ってきてくれていたようで、冬に入る前にこちらにやってくると、炬燵まわりでジャレついて食べ物をおねだりしていた。人懐こくて穏やかな性格、母の散歩の友にして、娘が幼稚園の小さいころから時々の遊び相手をしてくれてた。けっして必要以上に近づき過ぎず、お互いに適度な距離を保ってくてれてとてもいい関係だったように思う。そうかと思うと、時々はキャバリア=騎士の名称どおり、猫やイタチらしきニオイがしたり姿を見かけると、祖先の猟犬としての血統が騒ぐのか、激しく鳴いて反応するのが意外にもたくましかった。

 この夏に年齢もあって新潟ではすこし体調を崩していたが、こちらに戻ってきてからは、体毛も綺麗に生えそろって見た目には、また元気になってくれたかのように見えていたのに、突然という感じだった。数日近くの動物病院に入院してから、一度お見舞いに行ったときは、点滴中の身体で起き上がってきて、きょとんとした顔で尻尾を振ってくれてた。最後まで迷惑をかけないように、両前足のあいだに顔を伏せていつもの眠るようなやすらかな姿で、夜中静かに黄泉の世界に旅立っていってしまった。もどってきた姿は眠っているようでぬいぐるみといっしょ、やっぱり、ずうと一緒にすごしてくれた生き物だから、亡くなってしまったことでいろんな思い出を引き寄せてくれるものだなあ、となんだか切ないような感慨深かった。
 翌30日は朝方目覚めると一面の雪、お見送りにはことさら印象的な日となって、雪国で半分を過ごしたBAGUとのサヨナラに相応しかった気がする。願わくは彼の魂よ、安らかなれ!


 2014年7月下旬帰省した時のBAGUの姿、すこし元気を回復していたがこれが遺影となった。
 沖縄の海で拾った材料と貝殻で飾ったフレームは、高校生の娘の手作り

追記:山下家のグーフィーのこと
 最近、竹内まりあCD「SOUVENIR」を購入した。これは、2000年初夏に行われた武道館と大阪城ホールでのライブステージを収録したもの。このアルバムは、彼女というか山下家の長男?のシュナイザー犬Goofyの魂に捧げられている。このグーフィー、じつは1984年のアルバム「VARIETY」の裏ジャケットにすでに登場していて、それだけでなく、「本気でオンリーユー」(夫の達郎氏との結婚にいたる思いをモチーフに歌った内容)曲中にまで鳴き声で客演?しているのだ。そして、今回手に入れたアルバムリーフレットの最後には、1982年にまりやさんがステージを降りてから、再びステージにあがる2000年までの18年間、いつも家族のそばにいて幸せな思い出を作ってくれたその愛犬の写真が再び、掲げられている。