クリントン米次期国務長官:「スマートパワー」提唱 軍事偏重と決別--上院公聴会
【ワシントン草野和彦】米上院外交委員会で13日開かれたヒラリー・クリントン上院議員の国務長官指名承認に関する公聴会で、クリントン氏は新政権の外交政策の基本理念として、「スマート(賢明な)パワー」を打ち出した。
軍事力などの「ハードパワー」のみに頼らず、外交力や文化発信力、経済力などの「ソフトパワー」を組み合わせて活用し、協調主義に基づいた米国の国際的指導力を刷新する姿勢を明示。ブッシュ政権の軍事偏重路線との決別を改めて強調した。
直面する課題の一部として、イラク戦争の責任ある終結と、アフガニスタン戦争へのシフトを挙げ、アフガン、パキスタン両政府や周辺国と協調した「包括的対策が重要」と語った。
イスラエル軍の攻撃が続くパレスチナ自治区ガザ地区情勢については、イスラエルの自衛権を認めつつ、民間人の被害増大にも強い懸念を表明。中東和平の実現に積極的に取り組む意向を示した。
イランや北朝鮮の核拡散問題への対処も表明。さらに、クリントン前政権下で署名した核実験全面禁止条約(CTBT)の批准を目指す方針も示した。
クリントン氏の承認は早ければ上院本会議で新政権発足日の20日に採決される。上院はクリントン氏の民主党が多数のため、承認される見通し。
毎日新聞 2009年1月14日 東京朝刊
<メモ>
アメリカの議会は、政権が変わるごとに官僚も入れ替わる。
もともと、すべての行動パワーにおいて政治家であっても、「契約」の社会である。
日本のように「あっちだこっちだそれこっちそうかも知れないけれどやっぱりこっちにしようまだまだ・・アー困った」の政治ではない。
それぞれの、政治家同士でも名指しではっきり「悪いものは悪いと」言い合えるスゴイ環境にある。
いつも思うことなのですが、日本人とアメリカ人の決定的な脳細胞の陰のとらえかたが遺伝子的には日本4:アメリカ1(だったような気がする)
それほど日本人は、潜在脳がマイナーです。
プラスマイナスバランス良く、合理的にアメリカ政治と対処しなければ40代の若いオバマ氏との良き理念において共有できなくなります。
今までのアメリカの女性国務大臣は、オルブライト元国務長官・ライス国務長官・の方々も案外戦闘強硬派が多い中で今回のこのクリントン女史の発言は「期待ができるかなー・・・」
オバマ次期大統領の方針に沿っての理念ではあります。
オバマ氏とのガチンコする姿も目に浮びますが、彼女をいかに有効に国益に反映させるかのスタンスならこれ以上のブレーンもいないことでしょう。
オバマ氏の彼女を生かすリーダーシップが楽しみです。
オバマ政権は第一にアメリカの体質改善政府になって欲しいものです。
それから、私の友人の娘サン2人がワシントンDCで働いております。
今、ホワイトハウスのみならずあちこちで、セキュリティーの設置工事や警戒の厳重体制に入っているようです。「すごいわー・・!私は就任式は怖いから行かない!」ということです。
ついでに、オバマ大統領時代に「銃規制を強固・・・」にして欲しい。
これは、やってやれないことはない。(知恵と利権が合意すればいい)
オバマ大統領の高い支持率のうちに国民を説得できればいい。
日本人だって、明治・大正・昭和・平成の時代を経て・・・日本刀・帯刀などのチャンバラ道具はとっくに捨てているのですから。
アメリカだってできないことはない!(こんなところは相当文化的後進国だと、世界が揶揄しなければいけない・・・外圧が欲しいオバマ氏ではないでしょうか。)
川柳っていいね北海道散歩・川柳言うべきは言う北海道散歩・川柳北海道散歩・川柳っていいね表現散歩北海道散歩・川柳姑息な政治は誰もが大嫌い北海道散歩・クリントン国務大臣あちこちで紛争を和平に出来たらノーベル平和賞ですよ。