中国・胡錦濤主席が新年演説 「国際協調」をアピール
新華社電によると、中国の胡錦濤国家主席は1日、国政助言機関、人民政治協商会議(政協)の新年茶話会で演説し「新しい1年は、独立自主の平和外交政策を堅持し、絶えず平和発展の道を歩む」と述べ、国際社会とさらに協調していく姿勢をアピールした。
先月の気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)をめぐる中国批判も意識しているとみられ、胡主席は「国際金融危機や気候変動などの問題に対する国際協力に積極的に参加し続ける」と強調した。
また国内各地で暴動が相次いでいることについて「社会矛盾が突出する時期にある」と指摘。「社会の安定維持に全力を注ぐ」と述べ、健康保険や教育、雇用などの問題解決に努力し民生改善を図るとした。(共同)