ビル・ゲイツ氏、途上国向けワクチン支援へ9000億円寄付
米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏は29日、妻のメリンダさんと世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で記者会見し、夫妻が運営する基金が途上国向けのワクチン研究支援のため今後10年で100億ドル(約9000億円)を寄付すると発表した。
同基金は過去10年で45億ドルのワクチン支援を行ってきたという。ゲイツ氏は各国政府の途上国支援の重点が環境分野にシフトし、保健分野の優先度が下がることに懸念を表明した。(ダボス=岐部秀光)