「オバマ大統領より麻生総理の方が給料高いって知ってた?」彼女
「えー・・・知らなかった。そうなのお・・・!」私
「ドル建てでオバマが3600万、円建てで麻生総理が4300万」彼女
「へーえ・・・責任の割にはアメリカ大統領って給料が少ないなんてびっくりだね!」私
「まさか・・ホワイトハウスの家賃や、諸経費を引くなんて事態にならなけりゃいいけどね(笑)」私
「そりゃー・・・ないだろう・・・よ。(笑)」彼女
「あなたの昔住んでいた、フィラディルフィアだよ・・・なつかしいでしょう!」私
「なつかしいねー・・・アメリカの発祥の地だし、ドイツ系移民が多いところだったよ。」彼女
「あなたのとーちゃん(彼女の夫)が、T芝の研究所から一週間消息不明になったのもフィラディルフィアだったよねー・・・。(笑)」私
「そうなんだよ・・・一週間ぶりに家に着いて言った言葉が・・・ノートパソコンが小さくならない!!(笑) だからね 。とーちゃんは会社のこどもで・・・私の子供たちは私生児のように暮らした人生だったね。T芝のために生まれたんでないかい!家のとーちゃんは(笑)」彼女
「でも、63歳になっても まだ会社でやめさせてくれない・・・という、今となってはありがたいんじゃないの?」私
「確かにね。だからいくらでも離れて暮らしても平気なのよ・・・私は。」彼女
「・・・まあ・・・これからは、研究に疲れたとーちゃんも函館の温泉だんなで浸かる余生も待っているから・・・せいぜいそのときは・・・いい妻でもやってくんなましってとこだよね・・・」私
東京と函館で離れて暮らしていても、信頼感という絆の深い夫婦。
ノートパソコンを少しでもコンパクトにする研究に没頭していた彼女のご主人。
「パソコンのこと意外は、工学の分野以外はなーんも知らない男だよ。」彼女
「そんな、日本のくそまじめな研究者が、技術者がこの日本を技術立国にしたんだよ。あなたのとーちゃんは、日本を、世界を背中に背負って生きていたんだよね。。。」私
「そうかねー・・・???合コンってことも・・・何だかわからなくて、電話の向こうで息子に合コンってなんだい?って聞いてたくらいだからね。(笑)」彼女
・・・・・今日の昼休みに彼女から電話があり、・・・・・・
「明日の朝2時からオバマ大統領の就任式をノーカットで見たいから、昼寝をして朝の5時までテレビを見るつもり・・・黒人の大統領を見るなんて、冥土の土産にしたいからね!」彼女(相当楽しみにしています。)
「よっしゃー・・・わたしもそうするわ!!」
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