あえて、実名でとりあげる。
福島原発事故以前から国民の良識からかけ離れた、問題発言を繰り返して来た。
日本経済界のトップとしては、問題のある人物である。
日本のエネルギー政策の基本方針を決める大切な時期に、自己の固定観念と、身内の自己
保身からしか、物事を判断できない人物である。
事実関係の確認は、この男の名前で検索すれば、いくらでも得られる。
日本を含めて、世界の動向は、今、脱原発の方向へ向かいつつある。
この男は、一貫して、政財界の仲間達と原発擁護の立場を貫いて来た。
再生可能エネルギーは、不安定で、使いにくく、割高に付く。
原発をなくせば、産業界が打撃を受け、国際競争力を失い、雇用を確保できないと言うのが
その趣旨である。
原発による電力料金が、一番安いとされてきたが、この点も、詳しく分析すれば、多くの異論
がある。
電気料金が上がって、打撃を受ける産業は、主に、エネルギー多量消費型の産業で、製鉄
や、この男が率いている会社のような化学などがこれに属するが、このタイプの産業は、数
十年前に、すでに、国際競争力を失っている。
日本の産業のこれからの方向は、これらの、エネルギー多消費型の産業は、発展途上国へ
譲り渡して、化学部門でも、ハイテク化を目指して行かなければ生き残れない。
この様な、時代遅れの人間が、経済界のトップに居座る現状は、情けないことである。