四日市市西坂部町御池にある沼沢は、貴重な植物群落として、国の天然記念物に指定され
ております。
毎月1回、群落の自然観察会があり、今月は2日におこなわれましたので、行って来ました。
今年は、夏が長かったのですが、急に、寒い日が有り、秋が来たと思ったら、台風の通っ
た後、また、暑い夏がぶり返してきたので、夏の終りの花と、秋の花が揃って見られるとのこと
でした。
花の名前を先生から教えて戴いたのですが、すっかり忘れてしまいましたので、2回に分け
て、写真で紹介させていただきます。
(1)
↑ヤチヤナギ。当群落で、一番貴重な植物だそうです。もう花は終って、実になっています。
花は、↑のパンフレットを参照下さい。
北緯45度位の、寒冷地を好む植物で、ここは、世界の南限だそうです。
ここは、洪積平野と沖積平野の中間にあり、上部は、鈴鹿山系の冷たい伏流水がわき出し
て、流れ込む、大池と言う10ヘクタールほどの大きな池が有ったところです。この池が水位の
低下とともに沼沢化しました。何百年も前のことです。
この冷たい水に、北方系のヤチヤナギが繁殖出来たのだそうです。
↑にミクリガヤがあります。この植物は、亜熱帯系の植物で、本来、三重県での生育は難しか
ったのですが、この沼沢には、自生していました。ミクリガヤの北限の地です。
北方系のヤチヤナギと南ぽ系のミクリガヤが、同一の沼沢に生育出来る所が、何とも不思議
で、学術的にも、価値があるとのことです。
(2)
↑サワギキョウ。
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↑ナガボノアカワレモコウ。
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↑ナガボノアカワレモコウの群落。
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↑ススキ。
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↑オオガマ(大ガマ)
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三越で買えば、1本6000円もするそうです。
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↑コムラサキ(コムラサキシキブ)