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韓国の散歩道 パンジョルッピョ(反切表)

2011-10-21 11:47:02 | 学問

A200

いきなりこんなものを出してしまいましたが、我が愛機、Canon 一デジです。

なんでこんなものが、反切表と関係あるのかと、不思議に思われるのもごもっともです。

1_3

↑反切表。

ハングルの子音と母音を縦横に書き、子音と母音を組み合わせて文字を表した表です。

日本語の五十音表のことですね。

大きな違いは、五十音表は、母音が五つしかないのに、反切表では、子音が19(古くは20)

母音が、単母音10、複母音(合成母音)が11あることです。

言葉を、より正確に発音する為にこうなりました。

日本語は、ハングルに比べて不正確かと言うと、必ずしもそうでは無かったのですが、いつの

時代からか、こうなってしまったのです。。

 

 そこで↑のCanonの登場ですが、現キャノンは、1933年創立の精機光学研究所が発祥で、

カメラを観音「KWANON」、レンズを釈迦の高弟の迦葉にちなんで「KASYAPA」としました。

音まで観えると言う意味だそうです。

2年後にカメラとレンズを統合してCanonにしました。

皆さんは、かんのん様と発音されるでしょうが、昭和の初めころは、くゎんのん様だったので

す。

この様に、複母音を使って発音していた例は、沢山あります。

権利:くぇんり。喧嘩:けんくゎ。外出:ぐゎいしゅつ。管直人:くぁんなおと。権サンウ:くぇんサン

ウ。華道:くゎどう。

上げ出したらきりがありませんね。

五十音表で発音すると、けん、か、がい、かん、けん、か、こうなってしまうのです。

森鴎外、樋口一葉などの小説をよむと、旧かな使いでルビがふってあり、正確に読む事が出

来ます。

ハングルの複母音の発音と、旧かな使いの読み方が正確に一致していて、関連の深さには、

驚いてしまいます。