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花、蝶、ペット、旅行など。
韓国文化の紹介。

韓国の散歩道 ポシンタン

2014-08-31 00:25:00 | 旅行記

このシリーズでは、韓国の、歴史、文化、風俗などを紹介してきたが、この国を理解していただく

為には、どうしても、取り上げなければならないテーマがある。

しかしながら、mcnjには、それができなかった。

家族からも、きつく止められていた。

墓場まで持って行くつもりであったが、このままでは、どうしても、このシリーズが完結しない。

どうか、不快に思われる方は、パスしていただきたい。

もう、30年近く昔のことである。

会社が、韓国忠清北道青洲に、関連会社を作って進出した。

その時に、出向していた時のことである。

工場も順調に立ち上がって、商売が始まった。

営業が、大事な取引先を接待するので、付き合って欲しいと言う。

市内から少し外れた郊外の、日本で言えば、料亭の様なところに連れて行かれた。

韓国人が、もっとも好みとする、犬肉を食うのだと言う。

日本で言えば、松坂牛とでもいうのだろうか、最高の接待だそうだ。

俺は、食わないから、お前たちで接待しなさい、と言ったら、mcnjさんの分は別に用意しますと

のことであった。

それなら仕方なかろうと座ったら、目の前に、ケンタッキーフライドチキンが用意されていた。

家族が、韓国へ来た時のことである。

観光がてら、田舎の方を案内して、昼飯を食いに、とあるレストランに寄った。

娘たちが喜んで、その辺を歩き回って、裏の方へ行った時に、数匹の犬が、つながれていた。

彼女等らは、ワーッと歓声を上げて見に行った。丁度、日本で、2匹目の犬を飼い始めたころで

ある。よほど嬉しかったのであろう。

その時、よせばよいのに、mcnjが口走ってしまった。

この子達は、食べられてしまうのだよ。

娘達たちは、急に無口になり、涙ぐみながら向こうへ去って行った。

その日は、一日中、口をきいてもらえなかった。

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mcnjがしばらく居を構えていた、ファゴク洞にある、犬肉屋である。

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ファゴクポシンユク(ファ谷補身肉)と書いてある。

ソウルオリンピックまでは、表通りで、どうどうと、犬肉の看板を出して商売ができたが、

オリンピックを契機に、犬肉は表向き禁止され、表通りから姿を消してしまった。

名前も、補身湯(ポシンタン)、譲養湯(ヨンヤンタン)などに変えさせられた。

オリンピックが済んでも暫くはそのままであったが、次第に、復活してきている。

韓国人の犬肉好きは、今も変わらない。

仏教徒であろうが、クリスチャンであろうが、老若男女を問わず好きである。

これが、韓国の文化と言うものであろう。

日本の、鯨肉、イルカ肉と一緒である。

アメリカでは、ホームパーティーで人が集まると、始末したての、血のしたたる子羊の肉をかか

えながら、主婦が見せて回り、集まった客が歓声を上げると言う。

これも、国の文化と言うものであろう。