我が家には、余り縁がありませんが、世間では、いい夫婦の日だそうです。
サムゲタンは、夏バテの体力回復、冬場の身体増強など、年中愛食される食べ物です。
名前の通り、鶏肉を、高麗人参、なつめなど、薬効の高い食材と一緒に、柔らかく
煮込んだスープです。
医食同源と言う言葉があります。
薬効のある食べ物で、健康を保ち、病を封じるの意味ですね。
韓国では、薬を飲むでは無く、薬を食べると表現します。
朝鮮王朝の頃から、王様が、補薬として常食していた物が定着したと言われております。
余談になりますが、補薬として常食されていたものに、ポシンタン(補身湯)があります。
犬肉のスープです。
韓国朝鮮人にとっては、無くてはならない食べ物ですが、イメージが悪いというので、ソウルオリンピックを期に、
名前を、譲養湯(ヨンヤンタン)と変えて、表通りから引っこまされてしまいました。
当時、韓国へ出向しておりましたが、重要な商談がある時は、必ず、ポシンタンを手配してもてなしたものでした。
日本で言えば、松坂牛のすき焼きみたいなものでした。
mcnjさん、今夜は、ポシンタンで行きますが、いいですか?と、よく、聞かれたものでした。
それでいいけど、俺はだめだよと答えると、そうしますということで、料亭に出ると、自分の前には、
ケンタッキーフライドチキンが置かれていました。
それでは、参鶏湯(モドキ)を造ってみましょう。
若鶏1匹丸ごとは、手に入りにくいので、切り身を使います。
むね肉、もも肉、手羽を使えば、ほぼ、一匹分です。
鳥のむね肉は、美味しくないそうですので、もも肉で代用します。
もっとも、養殖の鶏肉では、運動不足で、もも肉の筋肉も、貧弱で、変わりありませんね。
皆さんが、おやりになる時、ぜひ、地鶏を使いください。
野菜は、適当です。
高麗人参、なつめは手に入りにくいので、なくても構いません。
まず、もも肉と手羽先をいれて、柔らかくなるまで良く煮込みます。
本物の場合は、鶏の腹に、もち米を詰め込みますので、30,40分かかります。
モドキですから、もち米は省略して、普通のご飯を使いますので、そんなには必要ありませんが、
手羽が柔らかくなって、骨から、出しがよく出るまで、30分位煮込みます。
野菜が煮あがったら、炊いたご飯を乗せます。
よく煮込みます。
なちめのかわりに、梅を乗せます。
味付けは、塩コショウだけ。
手元の皿にとってから、お好みで味をつけてください。
鍋で、加減しそこなうと、全部、失敗します。
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正式なレシピと作り方を上げておきます。