パイロット万年筆のインクサックを取付て修理しました。
古い万年筆のインクサックは、特にゴム製のものは劣化してボロボロになっています。手に入れたパイロット万年筆は、そもそもインクサック自体が付いていませんでした。
シリコンゴム製のインクサック(右の写真)を取り付けました。ゴムは薄くてペラペラです。でもゴムの復元力で、インクは吸引できているようです。インクサックに金属製のカバーを被せるので、薄いシリコンゴム製を使いました。
サックに金属製のカバーを被せて、端のノブを倒すことでインクを搾り出し、戻して吸入する構造です。
カバーの中には、細長いU字形のクリップが入っていて、ノブを倒すことでクリップを押さえつけてインクサックをつぶします。ノブを戻すことで、ゴムの復元力でサックの中にインクを吸引します。
14Kのペン先は、大きくて弾力があり、軟らかい書き味です。字の太さは EF(極細)ですが、ペン先が14Kなので字を書いていても硬い感じはありません。滑らかな書き味は、パイロットの特徴です。
ペン先のハート穴は、クラシックなハート形です。
インクサックの交換は、サックのカバーを取り外せば簡単にできます。これで、お気に入りの古い万年筆が復活します。
~~~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~~~~~~
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます