フォト&クラフト工房Gorou's (写真、カメラ、万年筆、腕時計、etc.)

写真、特に沖縄の・・・ カメラ、万年筆、腕時計など蒐集、修理復活などなど・・・写真と物の世界に嵌っています。

砥部焼蕎麦猪口の銀継(2)

2019-05-02 20:03:12 | 雑貨etc.

砥部焼蕎麦猪口の銀継その2 

砥部焼小鉢の蕎麦猪口その2です。

 割れた箇所の貼り付けは上手くいってしっかり くっ付きました。割れ目からはみ出して乾いた漆をヘラで削ります。最終の仕上げには、1000番以上の耐水ペーパー磨きます。

欠けている箇所を、砥の粉と漆を煉り合せた錆漆で埋め込みます。

 まず砥の粉を適量取り出して、少量の水で溶きます。

 

 砥の粉は少量の水で溶いて、同じく同量の漆をヘラで混ぜ込んで練り上げます。欠けた部分に盛りますので、やや硬めに練ります。

 まず欠けた部分に錆漆がよくくっ付くように生の漆を塗ります。
 錆漆を盛る箇所にテープを貼って、漆がはみ出さない様に枠を作っておきます。

 すこし多めに盛って、乾いてから削り取ります。

 錆漆が余っていたので、有田焼の花瓶の口が欠けていたので、こちらも修復することにしました。

漆が乾いてから、削って形を整えます。乾くまで1週間ほどかかります。

 

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