金継の仕上げのメノウのヤスリ
金継の仕上げに用いるメノウのヤスリです。
切り出し小刀のような形に研磨されています。先端部分を使って金継、銀継の箇所をこすります。
砥部焼の小鉢が真っ二つに割れてしまって、銀継をしました。このままでも結構つやがあるのですが、さらにメノウで磨いてつや出しをします。
縁の部分は漆を削って薄くしています。割れ目の細い銀継ぎ部を、メノウヤスリの先端でこすって磨きます。
裏側は厚めに漆を載せているので、膨らんだ部分を磨きます。砥部焼の白い地肌には、つやのある銀継ぎが合います。磨いてつやを出すことで、半磁気の白い地肌にマッチします。
金継、銀継は、鯛骨を使って磨くこともあります。鯛の骨は固いので、昔から使われています。
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