平和島骨董まつりで手に入れた、平盃の金継
前々回のBlogでアップした、瀬戸赤津焼の平盃、縁の欠けを金継しました。
欠けた部分に金粉を混ぜた漆をのせました。軟らかいので、少したれています。
もう一ヵ所、縁の外側に小さな欠けがありました。ここにも漆をのせます。
地元のホームセンターで、漆と金粉のセットを買ってきました。これを混ぜて溶き、筆で塗り重ねます。
乾くのに丸一日かかります。乾いたら、凹んだ箇所には二度塗りして漆を盛り上げます。二日ほどおいて完全に乾いたら、目の細かい耐水ペーパーで研磨して形を整えます。
とても簡単です。2液を混ぜるパテ、ホウロウ補修用など、を使って欠けた部分に充填し、そこにカシュー(うるし塗料)を塗って上に金粉をつけても良いです。でも、このセットの方が充填剤、接着剤、金粉を一度で塗ることが出来るので簡単です。
ご存知と思いますが、金継は割れてしまった陶磁器を接着する修復手法です。水分や熱にも強いです。
沖縄那覇の壺屋やちむん通りで買った壺屋焼きの小鉢です。
こちらも金継してみます。欠けた部分が大きくて厚く塗り重ねたので、漆がたれてしまいました。これは乾いてから耐水ペーパーで、研磨して落としてもいいのですが、でもこのタレがまたイイ味出してますね。欠けた部分は、乾いてからさらに塗り重ねて漆を塗るともう少し形が整うと思うのですが。でもここまで欠けていると、まずは補修用のパテで埋めてから漆を塗らないとだめですね。
さーてと・・・取りあえずこの状態で乾いたら、小鉢にはヒジキの煮物、盃には君萬代の冷酒を注いでいただくとしますか。
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