赤津焼の平盃、金継が乾いてきたのでお酒を注いでみました
赤津焼の平盃、欠けた部分に金継をしたのですが、乾いてくると収縮してきました。やはりかけた部分が大きいときは、バテで埋めてから漆を塗った方がよいようです。
二度塗りしてまだ乾ききっていないので、磨きはかけていない状態です。
骨董にはそれほど興味はないのですが、結構古いものではないか・・・と思うのですが。白い土に呉須の絵付、絵唐津の赤津バージョン・・・て感じですね。
古唐津は今、凄い人気です。私も一つ欲しいのですが、骨董まつりでも法外(私にとっては)な値付で出ています。骨董的価値に興味はないのですが、でもいいものには惹かれますね。
中心部には、轆轤目が残っています。周りは板で仕上げていますね。裏は全体に削っています。型押しで作られているように見えますが、轆轤ですね。呉須で描かれた草は、何でしょうか。アシのように見えますが、ススキかもしれません。
ちなみにススキは、中国、東南アジアから入って来た帰化植物と云われています。奈良時代の歌人山上憶良も歌に詠んでいて古くから日本には馴染みの草なので、ススキがモチーフの絵としてもおかしくはありません。絵唐津の草は、おもだかをモチーフにしています。
吹きガラスの徳利に冷酒を入れて、注いでみました。
右は若い作家のぐい呑みです。
平盃、大変具合がよいです。コバルトと黄色のぐい呑みも、なかなかよいです。
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