台湾ワン!(Taiwan One!)

台湾にまつわる様々な話、中国語教室の出来事、日々の生活...

どこまで日本人にやさしい!?(本国人にももう少し優しくしてくれ)

2011年03月07日 | 日々の日記帳
台湾旅行を終え、レッスンにきた生徒さんに聞いた嫉妬してしまう話。

現在台湾語(方言)の勉強に通うこの生徒さんは、友人と二人で台湾東部の花蓮旅行に。現地では太魯閣(タロッコ渓谷)にいくため、チャータータクシーの手配をホテルに依頼した。事前にサイトで調べた平均相場が3,500元だったのが、手数料でもとられそうなホテル手配がかえって2,500元(8h)と安かった。

車内の雑談で、生徒さんの「我很喜歓台湾、很愛台湾」(「愛台湾」は台湾人が台湾への帰属感を表現するときによく用いる言葉で、それを外国人が使うと、かなりのインパクト)、または「いま台湾語を勉強中」(台湾の中国語だけでも好感度アップなのに、ましてや「台湾語」ですよ!)と、台湾人の自尊心をくすぐる発言に、運転手は大喜び。

現地でおいしいものを買ってくれたり、デジカメをもたない二人のために、自分のデジカメで写真をとったりと、しかも現像写真のプレゼント付き。(おいおい、どこまでサービスがいいんだ!?)

車がタクシーじゃなかったら、この3人組は友人にしかみえないでしょう。台湾人は日本人になんてやさしいんだろう......、と実は、手放して喜べないものがある。

この間自分が台北から帰国する際に、宿泊先から最寄りの捷運(MRT)駅にタクシーを利用したときの悔しい思いがこみ上げる。後ろのトランクに、いつものように、荷物を運んでもらえると当たり前に思う自分もいけなかったかもしれないが、「一緒に運んで」と言われて運んだあと、車中に乗り込んでから下車するまで、大きなこわい罵声で「一部の乗客はな、俺たちが運ぶのが当たり前と思ってな」みないなお説教を、延々と浴びせられた。

「滞在最終日なのに、こんなことで気分を悪くして損した!」と思いながら、ひたすら「早くついてくれ」と祈るばかり。そんなとき、日本人観光客に装ったらどんな結末になるのかなと本気で思ってしまう。

とにかく、日本人に対する台湾人の至れり尽くせりにはうれしいです。でも本国人としてはときにはくやしいです!複雑な気持ちです!




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