台湾ワン!(Taiwan One!)

台湾にまつわる様々な話、中国語教室の出来事、日々の生活...

「相信希望Fight & Smile・募款晩会」(チャリティー番組)

2011年03月26日 | 日々の日記帳
日本史上最悪の東北地方の被災に、隣国台湾では3月18日に、放送局合同で4時間半の生放送チャリティー番組が行われた。

馬総統と夫人までが募金受付の電話ボランティアとして生出演。一晩で募った金額は7.8億台湾ドル超え、日本円にして21億以上。

物価が日本の1/2、人口が日本の1/5の台湾なわけだから、それを加味して計算すると、10倍(210億)の価値になる。しかし、九州ほど小さな土地、しかも他国なわけで、なぜそこまでお金が集まったでしょう。

思うに、まずは、一番大好きでいつも手本にしてる兄貴の受難を目の前にして、居ても立ってもいられない弟分が出来る精一杯の支援だろう。

台湾はこれまでもさまざまな弱小国に財的・人的支援を施してきたが、表面的には自立援助、裏には国交締結が最大の目的であることは誰もが認める。でも今回日本に対する無償的な援助は、純粋な「兄弟愛」に近い感情だと思う。

そして、調べたところ、1999年台湾で「921大地震」が起きたとき、各国からの義援金の6割が日本赤十字社からのもので(※全世界の赤十字社による義援金の8割が日本から)、当時のレートで12億台湾元にも上った。

しかも大地震が発生した夜に、どの国よりも早く日本の救助隊が台湾入りし災害現場に急行した。派遣した隊員数も2位の米国の93人を遥かに上回る145人だった。

当時の恩義をいま返さないでいつ返す?と思ってる台湾人は多いはず。

日本と台湾の間に国交があろうがなかろうが、テレビで取り上げられようがどうしようが、そんなことどうでもいい。「患難見真情」huan4 nan4 jian4 zhen1 qing2(苦境にあるときに真情がわかる)、その感動をいつまでも胸に。

但願天祝日本・天助日本。

「相信希望Fight & Smile・募款晩会」

「相信希望Fight & Smile・募款晩会」日本語字幕付き(要会員登録)



【後記】(毎日新聞 3月25日(金)10時12分配信 より)
<東日本大震災>台湾で義援金47億円集まる
東日本大震災の被災者を支援する台湾テレビのチャリティー番組で、25日までに計13億353万台湾ドル(約35億6700万円)の義援金が集まった。

17、18日の生放送終了後も義援金の申し込みが相次いだため。23日には海運大手「長栄集団」の張栄発総裁が個人名義で10億円を寄付。

台湾内政部(内務省)によると、台湾の政府・民間団体に寄せられた義援金総額は約17億台湾ドル(約47億円)になった。



台湾華語・台湾中国語は任せて!台湾人による中国語教室・翻訳・通訳サービス T-Chinese
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする