台湾ワン!(Taiwan One!)

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ピアノは「弾tan2」、バイオリンは「拉la1」(動詞の使い分け)

2007年06月25日 | こう言うんだ!~リアルな中国語
 日本語でピアノ、ギター、バイオリン、チェロなど、楽器の演奏に幅広く使われる動詞の「弾く」だが、中国語は指の動作で訳が違ってくる。

■「弾」tan2:
・使用場面:「指で弾く」の意。主に手の指や爪で直接に鍵や弦をはじく楽器に用いる。
・楽器:鋼琴(gang1 qin2 ピアノ)、手風琴(shou3 feng1 qin2 アコーデオン。鍵盤を叩くところに視点がおかれる)、吉他(ji2 ta1 ギター)、琵琶(pi2 pa2 琵琶)、箏(zheng1 琴の一種)

■「拉」la1:
・使用場面:「引っぱる」原意から、弦をつっぱらせて音を出す弦楽器に用いる。(直接に手を使わず道具を用いる場合が多い)
・楽器:小提琴(xiao3 ti2 qin2 バイオリン)、中提琴(zhong1 ti2 qin2 ビオラ)、大提琴(da4 ti2 qin2 チェロ)、手風琴(shou3 feng1 qin2 アコーデオン。※楽器本体を引き延ばすところに視点がおかれる)、二胡(er4 hu2 二胡)

 日本語に比べて、細かく分類された動詞が要求される中国語。そこでアドバイス一つ。みなさんは日中辞典を「ひく(※今度は「引く」、査cha2)」ときは、説明文をチェックした後、例文の確認もお忘れずに!!なぜなら、目的語によって用いる動詞が異なる可能性が大きいからだ。動詞と目的語をセットで覚えて初めて正しく使える。

 ところで、動詞にはうるさくても、名詞に至っては実は比較的にあまい中国語。たとえば、用例にあげたバイオリン、ビオラ、チェロ、三種三様の日本語に対して、中国語はただ、「似た形の楽器、サイズの順で小提琴、中提琴、大提琴」と非常に覚えやすい。
 
 だから、日本語も中国語も、どちらが覚えやすいということはない、ということ。


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