仕事より大切にしたいものができたのね

2011-05-26 21:00:00 | 日記風
 うちの母の話になるが、母は仕事がなにより大事な人だった。
 子どもが熱を出そうが、仕事に行ったくらい仕事が大事だった。

 家庭よりも仕事、子どもよりも仕事。
 365日24時間仕事人間だった。


 その母が病気で倒れてからなにより大事になったのは、子どもになった。
 子どもを産んだことが何よりの誇りになった。


 あのときわたしの世界観は一気に崩れた。
 仕事を選ぶ母をどこかで憎み、どこかで尊敬してきた。

 でも、母も普通の母だった。

 そう思ったらそれまで信じていたことが全て根底から崩れた。


 子どもは母親の作品というが、私は母からできそこないの烙印を押されていた子だよ。


 そのできそこないがなにより大事になった。






 どんな社会的地位を持とうが権力を持とうが最後、年をとれば大事なもの、確かなものが子どもとなってしまうなら、私も子ども産んで平凡な生活をすることがいいのだろうかと本気で思った。



 若く自由の聞く時間は短いのかもしれない。


 今も仕事がしたいという母だが、本当の気持ちはどこにあるのだろうか?

 子どもなのか。
 仕事なのか。


 私は判らないまま気ままな母の話に付き合うしかない。

思い出の品も天国の向こう側

2011-05-26 15:13:05 | 思い出
 田舎にいるとのんびりできるかと言えばそうじゃない。
 叔母にいいようにこき使われてる気がする。



 昔、おじが母が嫁ぎ、祖母も東京に行った後、母や祖母の若い頃の荷物も写真も全部捨ててしまったらしい。
 祖母はそれをえらい怒っていました。

 断りもせず、邪魔だからと捨てたらしい。




 男の人にとってはそんなもんなのかもしれませんね。
 女のとっては過去を振り返る大切な思い出ですものね。




 私も母の若い頃の写真を見たかった。


 私と似ていたかしら?


 顔や体形だけ見ると、どちらかと言えば、父方に似てるらしいんですけどね。
 父方の祖母の写真もほとんど残っていはいないのですが、似てるにかしら?って感じです。

 似てるのかな。

 彼女もあまり写真をとられるのは好きだったわけじゃないらしく、遠目の写真しかありません。

 幼い頃の亡くなってしまった父の祖母。1度きちんと話してみたかった。