ある友人に書いてくれないかと頼まれたので、それを書きます。
ただ、私の他の友人等に誰だか判ると困るので、紗枝という偽名にさせていただきます。
彼女の主張としては、この話を聞いてどう思うか、他の人の意見が聞きたいそうです。ご意見のある方はコメント欄に寄せていただければと思います。ここで公開するか、紗枝ちゃんに渡すか、内容によってですが、そのようにしたいと思います。
紗枝ちゃんは地方から夢を持って上京してきたんですね。その夢について書くと誰という特定がなされる恐れがありますから、申し訳ありませんが、ここもぼかします。
小さなアパートで暮らしていて、アルバイトでかつかつの生活をしてたそうです。
近所に、やはり地方から出てきた子がいた。女の子でちょっとしたことで仲良くなったそうです。その子を真希ちゃんとしましょう。
お互い、困ったことや愚痴を言い合って、家を行き来する、そういう仲良しだったようです。
ある時、真希ちゃんから、「お金を貸してくれないか」と言われたそうです。しかも千円とかそういう金額じゃなくて、家賃を払ったら光熱費が払えないので、それを貸してくれということだったらしいです。
そうすると、万の金額になってしまう。
紗枝ちゃんもけして余裕があったわけではないけど、いくらか貯金があったので、自分もそんな時があるかもしれないとその時は貸したそうです。
そしてそのお金はしばらく戻ってきませんでした。ある時、やっと替えしてもらったそうです。
だけど、またすぐに、今月もピンチだから貸してくれないかと言われたそうです。やはり金額的には前回と同じような額で、彼女にしてもそんな簡単に貸せる金額ではない。
それでも、嫌と言えず、貸したそうです。
そのお金は返ってきてないそうです。
ここで、彼女はアルバイト先のある人に、そういうことを相談していたそうです。その人を三枝さんとしておきましょうか。
年上の男性だったらしいですが、恋愛関係と言うのじゃなく、単に仕事を教えてもらっていたから、ふいにそんな愚痴が出てしまったそうです。
何度か食事に言って、話をしたりしたそうですが、そこで困ったことが起きたそうです。
「今、考えると変なのよね。やたらその人、自分のことを末っ子だから甘っ子だと言っていたし。でもだからなんなんの?って感じじゃない」
「それに、人を食事に誘っておいて、食事をしながら店でずっと書類を作ってるんだよね。そんなに忙しいんなら誘わなきゃいいじゃない」
ちょうどカウンター席の店だったので、彼女は食事中、黙っているか、マスターとカウンター越しに喋っているかだったそうです。
そして、食事が終わったあと、少しお酒の出る店に移って、そこで彼は…ここではやっと仕事もせずに紗枝ちゃんと話し始めるんだけど、別に彼女の相談に乗ってくれるわけでもない、単なる世間話だったそうです。
紗枝ちゃんにとって相談に乗ってもらえるわけでもなく、単に食事に行っただけ。おごってもらえるわけじゃないから、自炊した方が紗枝ちゃんにとっては経済的には楽、ということになってしまったそうです。でもアルバイト先の人なので、むげにもできず、もう食事の誘いは断ることにしていたそうです。
でもある時、話があるからと誘われ、会社の近くの喫茶店で話をしたそうです。
その話が、紗枝ちゃんにとっては信じられない内容でした。
紗枝ちゃんは、お金を貸してくれと言って、返してくれない友人がいて困っている、ということを三枝さんに言っていたんです。
でも三枝さんが言い出したのは「お金を貸してくれないか」というものだったそうです。
金銭の問題に困っていると言っているのに、なんで、また違う人…まして困っていると相談している人に貸してくれと言われないといけないのか。
最終的に紗枝ちゃんはアルバイト先を辞めたそうです。
たまたま時給は安いけど近所でアルバイトを募集していたからそこにいるそうです。
真希ちゃんともその後、連絡を取っていません。
もちろん、三枝さんとも。
彼女の最大の疑問は、困ってると言っている人に何故、またお金を貸してほしいと言えるのか。
正直、人間不信に陥りかけたと言っていました。
少し私も感情的になってしまい、取りとめもない話になってしまいましたが、紗枝ちゃんの話はそうです。
まあ、苦しんでいる人に同じ苦しみをまた与えたのと同じことだからね。普通ならしないだろう、と私も思う。
「私、そんなに付け入りやすく見えるのかな」
紗枝ちゃんは最後にぽつんとそんなことを言っていました。私は言葉がありませんでした。
確かに優しくていい子に見える子ではあるんだけど…。そこまでされるいわれはないように思います。
この話を読んでなにか思うことがありましたら、意見が欲しいそうです。
ただ、私の他の友人等に誰だか判ると困るので、紗枝という偽名にさせていただきます。
彼女の主張としては、この話を聞いてどう思うか、他の人の意見が聞きたいそうです。ご意見のある方はコメント欄に寄せていただければと思います。ここで公開するか、紗枝ちゃんに渡すか、内容によってですが、そのようにしたいと思います。
紗枝ちゃんは地方から夢を持って上京してきたんですね。その夢について書くと誰という特定がなされる恐れがありますから、申し訳ありませんが、ここもぼかします。
小さなアパートで暮らしていて、アルバイトでかつかつの生活をしてたそうです。
近所に、やはり地方から出てきた子がいた。女の子でちょっとしたことで仲良くなったそうです。その子を真希ちゃんとしましょう。
お互い、困ったことや愚痴を言い合って、家を行き来する、そういう仲良しだったようです。
ある時、真希ちゃんから、「お金を貸してくれないか」と言われたそうです。しかも千円とかそういう金額じゃなくて、家賃を払ったら光熱費が払えないので、それを貸してくれということだったらしいです。
そうすると、万の金額になってしまう。
紗枝ちゃんもけして余裕があったわけではないけど、いくらか貯金があったので、自分もそんな時があるかもしれないとその時は貸したそうです。
そしてそのお金はしばらく戻ってきませんでした。ある時、やっと替えしてもらったそうです。
だけど、またすぐに、今月もピンチだから貸してくれないかと言われたそうです。やはり金額的には前回と同じような額で、彼女にしてもそんな簡単に貸せる金額ではない。
それでも、嫌と言えず、貸したそうです。
そのお金は返ってきてないそうです。
ここで、彼女はアルバイト先のある人に、そういうことを相談していたそうです。その人を三枝さんとしておきましょうか。
年上の男性だったらしいですが、恋愛関係と言うのじゃなく、単に仕事を教えてもらっていたから、ふいにそんな愚痴が出てしまったそうです。
何度か食事に言って、話をしたりしたそうですが、そこで困ったことが起きたそうです。
「今、考えると変なのよね。やたらその人、自分のことを末っ子だから甘っ子だと言っていたし。でもだからなんなんの?って感じじゃない」
「それに、人を食事に誘っておいて、食事をしながら店でずっと書類を作ってるんだよね。そんなに忙しいんなら誘わなきゃいいじゃない」
ちょうどカウンター席の店だったので、彼女は食事中、黙っているか、マスターとカウンター越しに喋っているかだったそうです。
そして、食事が終わったあと、少しお酒の出る店に移って、そこで彼は…ここではやっと仕事もせずに紗枝ちゃんと話し始めるんだけど、別に彼女の相談に乗ってくれるわけでもない、単なる世間話だったそうです。
紗枝ちゃんにとって相談に乗ってもらえるわけでもなく、単に食事に行っただけ。おごってもらえるわけじゃないから、自炊した方が紗枝ちゃんにとっては経済的には楽、ということになってしまったそうです。でもアルバイト先の人なので、むげにもできず、もう食事の誘いは断ることにしていたそうです。
でもある時、話があるからと誘われ、会社の近くの喫茶店で話をしたそうです。
その話が、紗枝ちゃんにとっては信じられない内容でした。
紗枝ちゃんは、お金を貸してくれと言って、返してくれない友人がいて困っている、ということを三枝さんに言っていたんです。
でも三枝さんが言い出したのは「お金を貸してくれないか」というものだったそうです。
金銭の問題に困っていると言っているのに、なんで、また違う人…まして困っていると相談している人に貸してくれと言われないといけないのか。
最終的に紗枝ちゃんはアルバイト先を辞めたそうです。
たまたま時給は安いけど近所でアルバイトを募集していたからそこにいるそうです。
真希ちゃんともその後、連絡を取っていません。
もちろん、三枝さんとも。
彼女の最大の疑問は、困ってると言っている人に何故、またお金を貸してほしいと言えるのか。
正直、人間不信に陥りかけたと言っていました。
少し私も感情的になってしまい、取りとめもない話になってしまいましたが、紗枝ちゃんの話はそうです。
まあ、苦しんでいる人に同じ苦しみをまた与えたのと同じことだからね。普通ならしないだろう、と私も思う。
「私、そんなに付け入りやすく見えるのかな」
紗枝ちゃんは最後にぽつんとそんなことを言っていました。私は言葉がありませんでした。
確かに優しくていい子に見える子ではあるんだけど…。そこまでされるいわれはないように思います。
この話を読んでなにか思うことがありましたら、意見が欲しいそうです。