デスパレードな妻たち  晴れやかな妻たち

2013-09-06 12:30:00 | ドラマ/映画/ドキュメンタリー
う 全ての危機は去り、レネはベンとの結婚式の衣装の試着をしていた。
 なかなか凄い女で、かつてパーティーのときに痩せるためならサルモネラ菌を使って5キロおとしたことがあり、今回も呼吸ができないほど詰めてと騒いでいる。その大騒ぎを見て、ベンは何故結婚式の準備をしている花嫁にあってはいけないかを納得した。

 スーザンの娘、ジュリーは出産が近づいていた。スーザンはシングルマザーは出会いが少ないからと、ジュリーの産婦人科の医師を婿候補として押していた。

 でもママはマイクと会えたじゃないと言われると、運が良かっただけだととしか言えない。

 カレン・マクビールは最期のときが近づいていた。娘だった頃聞いた曲に送られたいといい、ブリ―がそれを探す。

 そんなことをしてるときに、マイクに振られぷっつんし、レズビアンに走ったキャサリンが戻ってきた。
 パリで出直し、食品会社を興し、世界展開を考えているという。トムと離婚するなら、NYの支店を任せたいという。
 しかしトムと元さやに戻ったリネットは考えてしまう。

 そこへ買い物にスーパーによるとかつての仕事仲間にあなたが羨ましいと言われる。自分なんて世界中をスーツケースを持って飛びまわっている。リネット良妻賢母タイプだと言われ、なんだか、馬鹿にされた気がする。そして、NYへの仕事の話があるとつい、言ってしまう。

 トムはその話を聞き、リネットはいつも何か足らないと絶対に満足しないんだ…と言われ、リネットは考え込む。


 レネの結婚式当日、リムジンで結婚式場へ向かうレネに災難が起きた。

 隣りに座っていたジュリーが破水したのだ。

 ファッションアドバイザーとしてバリバリ儲けているガブリエルは、いつの間にか、かつてカルロスが自分にしていたのと同じことをするようになった。仕事で忙しい分をプレゼントで埋める。お世辞で期限を取る。

 2人の関係は逆転していた。

 しかし、今はとにかくジュリーの破水でびちょひちょになったレネのウエディングドレスをどうにかしないといけない。
 自分が勤めている店に向かおうという。

 そして半日レンタルさせてと強引に出るが、店の外にいるはずのリムジンは陣痛に苦しむジュリーを心配したスーザンに乗っ取られ、とっくに病院に消えていた。(生まれたのは多分女の子)

 走って結婚式場へ行ったレネとガブリエルは、それでもベンの「きれいだ」というレネへの言葉でどうにか救われた。

 お祝いの挨拶をしながらリネットは考えていた。埋まっているはずの穴が埋まっていないような気がする。人はどんどん何かを欲しがる。その顔はじっとトムを見つめていた。

 そこへ、ジュリーが出産したと知らせが来る。ブリ―は仲直りしたトリップとカレンの元へ知らせに向かうが、カレンはお気に入りの曲を聞きながら、ロイの見守る中、あの世へと旅立ったあとだった。

 

 スーザンはジュリーについて、あの懐かしいウィステリア通りを去った。

 リネットもトムの了解を取りNYの支社のCEOに就任し、数年後には6人の孫もちとなっていた。

 ブリ―もトリップの気持ちを受け入れ、通りを離れ、数年後には衆議院議員になっていた。

 ガブリエルは、ネットから始めたファッションの仕事があたり、通販番組を持つまでになっていた。いつまでもカルロスと喧嘩をしながら、ゴージャスな生活を送っている。


 通りを去る時スーザンは誰かに見送られていた気がした。

 そう、この通りに住んでいた人々が霊になり、そっと彼女を送っていた。



 そしてまた、ウィステリア通りには秘密を持った女が越してくるのだ。


 みんながハッピーエンドとなった最終回。
 そしてレギュラー陣が全てと言っていいほど最後に顔を出した最終回。


 人の運命とは判らないものだ。

 でも、ガブリエルに罪を犯していた継父はあれでいいのかね?カレンがあの世に持って行っちゃったけど。