ロード・ヒル・ハウス事件…モデルになったコンスタンス・ケントの人生

2013-11-09 20:14:16 | ドラマ/映画/ドキュメンタリー
 色々な形で映像化されているが、1800年代に起きた事件で未解決事件を元に作られているようだ。
 イギリスのミステリーの基礎が確立され、初めて確立された事件だ。
 元々この国は家の因習を暴くことはタブーだったらしい。
 だからここで初めて刑事というものが登場することになる。

 
 実際の事件は、切り裂きジャックと並ぶ、イギリスでは有名な事件だ。

 ここで主役となるコンスタンス・エミリー・ケントはイングランド生まれの女性で16歳のとき、児童殺害を告白している。

 事件が起きたのは1860年、6月29日と30日の間と言われている。

 もうすぐ4歳になるフランシス・サヴィル・ケントが、自宅ロード・ヒル・ハウスから消えた。
 当時はウィルトシャーのロード村と呼ばれていた場所だ。

 自宅がある敷地内のトイレから遺体で発見されたが、寝間着姿の男児は胸と両手にナイフの傷が多数あった。
 喉も深く切られ、身体は切断状態だった。
 最初に疑いがかかたったのは彼の子もりだったが、スコットランド・ヤードの巡査ジャック・ウィッチャー
は、彼の異母姉、コンスタンスを疑った。
 異母姉、コンスタンスは約2週間後逮捕された。

 しかし、これが公判もなく、釈放された。

 家族はウェールズの北部のレクサムに移り、コンスタンスはフランスのディナンの教養学校に入れられた。

 しかし、その5年後、再び、殺人罪で訴追された。
 彼女自身が犯行を告白したからだ。そして法に従って裁いてほしいと言い出した。

 告白を受けたアングロ=カトリックの聖職者アーサー・ワグナー師は、その彼女の気持ちを後押しし、治安判事に陳述を証言した。

 告白の内容は以下の通りだ。
 コンスタンスは家中の人々が眠りに就くのを待ち。小児用寝台のシーツを上掛けの間から取った毛布にくるみ、家を出ると父から盗んだ剃刀でフランシスのを殺した。


 動機は復讐であったのではないかと言われている…がここら辺ははっきりしない。
 自発的ではなく、復讐のように思われる…という曖昧な表現になっているからだ。



 自発的でない復讐とは何ぞや?

 普通、自分の気持ちがあれば、自発的復讐でいいんじゃないか?



 コンスタンスは時々、心の平衡を失った。

 コンスタンスの告白は嘘だという推測が多い。

 実は彼女の父・サミュエル・サヴィル・ケントは、フランシスの子もりと不倫をしていた。その情事のあと(時代背景が違うので、ちょっと意味が判りづらいのだが)中絶性交をしてそのあと、フランシスを殺したのでは?と思われていた。

 コンスタンスの母で1人目の妻・メアリー・アン・ケントが死に瀕しているときに乳母のメアリー・ドルー・プラットに求婚したいたらしい。

 この乳母がフランシスの母となるが、フランシスの母と結婚する頃とやり方が似ている。
 
 彼を疑う人の方が多かった。

 コンスタンスはかばっての告白だったのでは?思われたが、そんな父をかばうというのも変な話で、むしろ兄弟のウィリアム・サヴィル・ケントのためだったろうと言われている。
 2人は親密な兄弟姉妹関係だったという。

 ここも表現が混沌としているのだが、最初の妻との間に兄弟姉妹10人いて2人目の妻には5人子どもがいたようだ。
 特に父は2人目の妻の子どもたちに父親は厳しく注意をむけていたようだ。
 
 ウィリアム・サヴィル・ケントにも容疑は向けられたが、訴えられるまでには至っていない。(2人は最初の妻の子ども)

 もし何か関わっていたとしても、コンスタンスとと共犯関係だったのではないかと考える者もいる。

 コンスタンスは、父、兄弟の死後も告白をけして取り消すようなことはなかった。
 動機についてもはっきりしたことは一切言わなかった。

 もし最初に言っている復讐であるのなら、父の注意が2人目の妻の子に向けられていたことによるのではないかと言われている。コンスタンスは男装をしてフランシスを生前家から連れだしたこともあるようだ。

 告白を聞いたという教会のワグナー師も教会の守秘義務があるためあまりはっきりしたことが言えなかった。むしろ、彼の属する英国国教会に話したということが知られたことの方が大きかったらしいし、最初か治安判事から圧力が掛けられていたという。

 聖職者が教会で聞いたことを守秘義務を越えて話すことがまずいというのが、どちらかというと真実を暴くことを防いでしまったようだ。


 事件としてはコンスタンスが死刑判決を受けたが、当時の彼女の若さ、告白により、減刑され、終身刑になった。
 彼女は20年、服役し、41歳で釈放された。そのあと、教会のモザイクを制作したと言われる。彼女のモザイクは評価に値するものだった。

 その後、コンスタンスはオーストラリアに移住し、タスマニアにいる兄弟ウィリアムと一緒になった。
 コンスタンスは名前をルース・エミリー・ケーと変更し、コンスタンスは看護師としての訓練を受け、あちこちの病院で働いた。

 そして100歳で私立病院で死去した。

 しかし、理由がはっきりしないこと、3枚あったコンスタンスの寝巻が血まみれになって発見されていたが、どさくさにまぎれて消えた、彼女は犯行を否定したという話もあり、凶器についてもフランシスの脇腹についていた傷は剃刀では無理という話もある。

 父親が2人目の妻に走ったのも先妻が精神を病んでいたからだという話もある。

 昔のこととは言え、全てが混沌としていて、コンスタンス自身も犯行の全貌を語っていないから、真実はやはり闇なのである。


日本にも拠点を持つ国境なき医師団

2013-11-09 17:57:07 | 日記風
 日本にも「国境なき医師団」(MSF)の事務局が、1992年に発足したそうだ。

 本来は71年にフラススの医師のグループにより作られた人道援助団体で、100%民間の団体だそうだ。
 活動資金の大半は個人や法人の寄付で成り立っている。

 個人の寄付って言うのがなんか凄い。
 
 その理由は政府を頼ると、いざ災害と言う時に政治的意図や活動地や活動内容が左右されないように、風葬当事者たちに受け入れてもらいやすいようにとの配慮からそうなったらしい。

 今は世界にそれぞれ活動拠点がある。オランダ、スイス、スペイン、ベルギー、フランスはもちろんだ。アメリカ、インド、香港、そこへ日本も加わっている。全部で28の拠点を持つに至った。

 活動を特徴づけているのは「医療活動」「証言活動」の2つだそうだ。

 「医療活動」はもちろん緊急援助専門。世界中どこへも48時間以内で向かう。エアテントで手術もできる。
 「証言活動」は広報になるが、活動地の虐殺など、見過ごせない事態をジャーナリストとして証言を集め、写真やビデオの収め、なにも知らない世界の人に現状を知らせ、支援が届くようにしている。

 医師じゃないスタッフも同行し、飲み水、物資を調達している。


 日本からもアフガニスタン、シリア、パキスタン、中央アフリカ共和国等へ向かった経験がある。
 東日本大震災でも翌日には6人の医師がヘリで現地入りした。

 日本にもすぐに派遣に応じられる医師が300人はいるそうだ。

 この数を多いとするか少ないとするか。

 十分、日本も頑張ってるって思う数字だと思う。

袋うどんの時代到来

2013-11-09 11:28:29 | ニュース


 生麺食感のうどんやそばが即席麺の隣りに販売され出した。


 前から、安いうどんの店ができてきたから当然の成り行きかもしれない。

 日清食品はかなり麺の切り方を工夫しているようだ。カップ麺のどん兵衛があるから下地があるわけだ。
 来年3月には年間4億食を目指すらしい。


 私は喉をやられているため、近所で喉越しの柔らかいうどんをチョイスした。

 それが汁が付いてなかったのが残念だが、自分で工夫して作ってみた。

 それでも十分、うどんの喉越しは最高である。

 写真は仮なので、私の購入したものと違いますが、困った時のうどん、そんな感じですね。


BONES 8 悲しきペット

2013-11-09 03:02:30 | ドラマ/映画/ドキュメンタリー


 逃亡生活を経たあとのブレナン。
 
 なーんか、代わってブースは悩む。


 今回は、題名の通り、動物が主役になる…というか、動物が、キーになる。


 その前に言っておくと代わったブレナンは何故か大統領を目指しだしてる。

 心理学のスイーツは、デイジーとの同棲でウキウキだ。…しかし…。


 でも動物園ってどうなるんだろうと考えさせられる。

 動物を檻に入れて人々に入れること。まして絶滅危惧種が絡めば?


 それを楽しむ家族連れや、カップルはちょっと考えてしまうよね。


 確かにその動物が生息する元々の人は、その動物を生で見ないで一生を終えることが多いって言うんだから。

 しかし、勉強して学位を収めると、儲かるのね。このシーズンじゃないけどそれを感じる。

 それで元々それだけの学位が採れる家の子どもだったら?

 あほな行動に走らず、マニアックに法医学とか勉強しちゃうと、凄いことになるみたい。


 その辺をしみじみ感じる。



 庶民はどこへ行けばいいんだ?


 頑張るしかないか?