排水管が爆発して遺体が発見された。その遺体が緑色だったところから今回の物語は始まる。
なんで緑色だったんだろう?
化学式に出てくる化学のような液とか成分とかそんなことが原因だったような…。
そこは私にとって重要じゃないから忘れた。
この回、ブースは射撃の試験を控えてるのに命中率が悪いということがキャラクター達の大きな問題になる。
シーズン4の終わりで倒れたブースは、脳に腫瘍ができていて手術を受ける。シーズン5はそこから始まる。
そして目覚めてすぐ、記憶が曖昧な彼はブレナンを妻だと思ってしまう。
ブレナンに相談しても単なる練習不足だと片づけられてしまう。けれどブースは頭の手術を受けたことが関係あるんじゃないかと思ってしまう。
心理学者のスイーツに相談しようとするが、彼がFBIに雇われている。そうすると上に報告が行くことになる。
だから、外の知り合いの、元心理学者を頼った。
彼は心理学者のジレンマに悩むことより、人を喜ばせる「シェフ」に転職している。
「コック」じゃないのよ。「シェフ」なの。ここは彼のこだわりだ。
そして遺体は成人だけど、骨の発達不全のある、いわゆる小人症と言われる特発性身長だったことも最初の段階で判っている。
彼は、レプリコーンと呼ばれる覆面レスラーだったことも掴むが、そこには、レプリコーンと呼ばれる他の男が試合に出ている。
しかしブレナンは同じ低身長だが、頭の突起がマスクをしていても最初のポスターに写っている男と違うことを見抜く。
彼は後がまだった。3か月くらい前に消えた被害者の代わりに2代目を密かに受け継いでいただけだった。
そして、2代目の彼は怪しむんなら興行主の女を疑えという。
ブースたちはスター選手である彼を興行主が何故殺すんだ?と聞くが、以前のレプリコーンは入場料の一部ももらっていた。自分は300ドルしかもらっていないという。
そして興行主の女性と恋愛関係にあって、別れたからだという。
金銭と愛情のもつれか?と話は展開していく。
しかし初代レプリコーンはその前に刑務所に入っていて仮釈放の身でもあった。
その間に彼は女性から別れの手紙をもらった。だから1日でも早く出て彼女に会いたがっていたという。
凄いのは被害者は双子なんだけど、兄として生まれた兄弟は普通のサイズなの。弟だけが低身長だった。妻と一緒に双子の兄は弟は身体がああだったからグレた。逆だったら自分がグレていたろうという。
弟で初代レプリコーンの遺体と共に発見された拳銃、各国(フランス、米国etc)のコインの謎と共に犯人を探っていく。
ここで面白いのが、ブースが自信を失っているのは、ブレナンを愛しているからだという。
男は愛する女をえられなければ、おかしくなる。これは今回の被害者にも当てはまることだと心理学者達は分析する。
確かにねー。それは男女関係なくそうかもしれない。
ブースの射撃が下手になったことの悩み、犯人探し、コインの謎、初代レプリコーンの男が誰を愛していたのか…を探りながら物語は進行していく。
でも1番凄いと思ったのが、レプリコーンの後がまに座った男も、興行主の女も低身長なんだ。
日本のドラマでここまでこういうタイプの人達をキャスティグできるかというと…できないだろう。
どこからか抗議が来て自粛になる。見せ物にする気か、と。
でも米国はする。
彼らは事実そういう風に生まれついていても俳優だ。仕事をもらってなんぼの仕事を選んだ人達だ。
それにそういう人達を故意に表に出さないようにするのは、却って差別に繋がるという意識なんだろう。
だから、堂々出す。
この意識の違いなんだよ。
ここの意識の差に驚いんたんだよ。
その国の風習もある。常識もある。
でも自由の国、米国と謳うだけあり、差別意識に敏感なんだなということを改めて考えさせられる回だった。