新生・ディヴィジョンとしてなんとか組織を改造し存続させる、その方針で動いているが、各国に散らばったエージェント(暗殺者)は信じられない。
だもんで、たびたび問題を起こす。
そのたび、ニキータ、マイケル、アレックスが出動することになる。
ニキータだって、強制的にエージェントにさせられていた頃は
この悩殺姿でターゲットを手にかけていた。
それが我慢できず、自分の人生を他人に支配されたくないから反旗を翻し、シーズン2でディヴィジョンに戦いを挑み、その作戦を壊し、彼らのしたことが詰まっているブラック・ボックスを手に入れ、弱みを握って来た。でもニキータにそれを公表する気はない。あくまで破壊するのが目的だ。
今も残りのブラック・ボックスを探している。
そこに今度はディヴィジョンの敵として堂々と現れるのが、ディヴィジョン時代はNO.2に甘んじていた、アマンダだ。
アマンダだ。
アマンダはアリという20年間、恋人(?)でもあり、共にディヴィジョンに反旗を翻していた男を欧州にいる間にFBIに自分の仕出かした悪事の罪をなすりつけ、売った。
米国に戻って来たアリはいきなり追われる立場になってびっくりする。
FBIに確保される前にニキータが確保する。彼に今のアマンダの相棒を教えてほしいのが目的だ。
しかしその間にも大都会のエレベーターに乗りかけて止めた男が閉じかけるドアの間に爆弾を放りこみ爆発させる。
かと思えば、地方都市の露天商の店が爆破される。
テレビは無差別テロかと伝える。
次はオハイオ州で起こりそうだと情報は掴むが誰がしているのか判らないのでは防ぎようがない。
アリはそいつだってただの使い捨ての駒だというが、名前を明かそうとしない。
ニキータはついにアリに拷問まがいのことをする。
しかし番組冒頭で、イエメンのサリーム・ブサームとの会話として何故、彼がそれをする気になったのか告白されている。
彼はかつて、娘を目の前で爆殺され、耳が聞こえなくなるくらい泣き叫んだ。
だから、復讐をしてもなにも感じないと思っていたと言うが…いざ行動に移してみると…という状態に移っている。
かつてニキータはアリをエージェントの仕事として狙ったことがある。しかしアリはそのとき息子のスティファンと一緒だったから、銃の故障だと言って狙撃を止めた。それを「あなたには貸しがある」と迫っても、それはアマンダの計画通りだ。そうしておけば、ニキータは子どもの前で父を殺すことをしないと、あんたは行動を読まれてたんだという。
とにかく無差別テロを止める必要がある。アマンダの目的を知る必要がある、そこでニキータにひらめいたのは憎しみではなく…。
というのが主なストーリーになっている。
ここでも出てくるのはテロへの米国の感じている脅威だ。
日本は問題はあっても、なんだかんだ、幸せだと再認識することになった。
ニキータは止めることができるのか?