
香川県を代表する観光名所の栗林公園。
栗の木は一本も無いけれど、松を中心としたさまざまの木や花が植えられて、変化にとんだ景色を楽しむことができる。
「一歩一景」と言われており春夏秋冬と、いつ訪れても新しい発見がある。
以前は吟行が目的で、何句か拾ったものだった。が、、、老人性の痴呆が始まっており歩いて楽しむだけの昨今。

その公園の中にある日暮亭で最近、我が家と8年来の友人の送別の園をやった。
ご縁があって、家族ぐるみでお付き合いをしていた友人が栄転をして、大阪に帰ることになった。
日暮亭の庭で見つけた灯篭。
何回いや何百回??と散策をしているのだけれど、初めてこの石灯籠に出会った。

大坂から香川に赴任して来、企業戦士として高松に8年いた。
女性の四国統括者としての仕事であった。
例えばの仕事の中身は、最初はお皿の上に苺が2個乗っていた。
その苺が今では400個も乗るまでに増やした。
が、何んとまあ女性戦士そのものなのだ。
その間、息抜きだあったろう。。金毘羅歌舞伎を一緒に観たり、我が家で泊まったこともあったり、暇な時は食事をしたり楽しい時を幾度も過ごした。
時には親子喧嘩のアドバイザーになったり。
さぬきのお母さんなどと呼ばれた不思議な縁であった。
本当に不思議な不思議な縁。

古手川祐子に似ているこの女の子(私から見れば子供なのだ⁇ 我が愚息と年齢が同じ)
この若さと美しさの中に巣くっておるエネルギーは?
調剤薬局としては日本一の数を誇る一部上場企業だ。
彼女の孤軍奮闘ぶりは把握をしているつもりだ。
旦那さんの住む大阪を行き来し色んな意味での努力や苦労があったに違いないし、傍観をしてきた。
がしかし、寂しくなるな~。
医薬事業部の上席執行役員としての栄転となるのだ。
諸手を上げて彼女の出世を祝ってあげなくては!

公園の棚に真葛の実が。
まだ深紅にはなっていず、はにかむような薄い色。
🌺 赴任地で知り初めし実なり真葛