老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

干し柿を作った

2024-11-01 17:24:58 | 老人日記
        

渋柿を30個剥いた。

何日かすると、毎日、まだ硬い柿の実をつまむ。
つまむと柿は飴色に柔らかくなる。
甘くなれ甘くなれと言いながら、、、つまむのだ。
すると20日もすると柿は乾いて甘くなる

今日は、30個も剥くと、それなりに肩が凝った。

亡くなった母の事も思い出しながらの作業。

白いいエプロンに渋が付くと黒い染みとなる。
そんなこんな母恋の柿剥きだった。

実家の二階の窓には、そう柿簾が。
私のおやつに、さてさて母は食べたのかしら?などと思う。

田舎の家は我が家にかかわらず、どの家にも柿簾があった。
ふる里のいま時分の原風景だ。


     @    柿を吊る古人の叡知讃へつつ

     @    柿簾見上げゐる吉野建

     @    柿簾二階の窓をみな塞ぎ



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