

散歩に。
中級の河川の土手道を行く。
春風がここち良い。
堤の下の工場の庭に咲いていたのがライラック。


土手を降りて、初めての町内を歩いていて、家の庭に咲いていたのがルピナス。
ライラックもルピナスも昨今では良く目にする花だ。
もう40年も昔になるだろう。
両方の花は、始めての北海道を旅した時に目にした花々だ。
南国では珍しい花だった。
寒い地方でしか咲かない花信じてだといた。
(俳句の会で北海道の人とお知りあいになった。吟行をしていて柿の花を目にし、この木に咲いている花は?と聞かれた。柿の花と答えると、北海道に柿の木は無いと、、、。その頃は私も林檎の花は見たことがなかった。
そんな時代、ほんの40年前が。
狭いようで広い日本と感じた事だった。)
北海道は6~7回、旅をした。
杖をついて歩くようになり、昔の元気な時に旅をしていて本当に良かったと思う。
今だと一日旅にも行けない。
恥ずかしいが、尿意や便意に気を配わなければならぬ。
連れ合いや息子の車以外は電車もバスも利用ができぬ。
(笑えば笑え。
私のようになり初めて、老いの哀しみが、そうだったと理解ができるのだ。)
せいぜいお天気の良い日は、不審者と思われても、近くて遠い町内の初めての道を歩くんだ。
🐦 風光る蛇行の大河銀色に
🐦 リラの花ベレー帽子の老夫人
🐦 珍客は二頭の蝶々ベランダに
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