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大阪水曜ほっと集談会一世です。
先日全国の発見会の仲間の皆さんとズームで懇談している中で改めて感じたことがあります。
それは、10代で森田療法に出会わせていただいたことの奇跡についてです。
還暦になった今、 私が10代で求めていたものを全て森田療法が与えてくれていたと感じています。
それは、心の問題を共有できる年代を超えた友達であったり、好きな仕事、家族、音楽や読書などの趣味、最近ではボランティアなど様々です。
森田博士はこう述べられています。
※神経質はそのまま 神経質であって これをいたずらに否定するようなことをしなければ 、そこにはただ希望に充ちた努力ということが現れる。※
私は、この「希望に充ちた努力」という言葉が大好きです。
努力をしなければならないというふうに受け取ることは、誤りですね。
不可能を可能にする努力をしていたときは、生きるのが辛かった。
結果ではなくて、努力している渦中の私を楽しみながら、俯瞰して見ている感覚でしょうか?
そこに私は神経質者の持っているこうありたいという本性、すなわち強い欲求を活かすことにつながると感じます。
何はともあれ、神経質という素質が堕ちていこうとする私を救い、活かしてくれたことだけは事実と言えるかもしれません。
森田の学びを継続する中で知らず知らずのうちに人生観が、変わったというのは確かです。
2023.4.13 一世