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大阪水曜ほっと集談会一世です。
私には御年90歳になる知人がいる。
健康についてとことん研究されて食事から睡眠まで自己管理されている。
靴には鉛が装着されている徹底ぶりである。
自分の体は、自分で守る姿勢がすごいと感じた。
ところで、最近検査はできるだけ減らしている。
これはあくまでも私の個人的な判断であり、賢明な読者の皆様は咀嚼していただけると信じている。
私自身、心の不安からまたは自分の無知から安易に医療機関を受診し、かなりの医療費を負担してきたがその大半は杞憂であった。
もちろん微細な異常は見つかったが、むしろ薬の副作用による不調の方が多かったと思う。
失礼ながら最近は内科と心療内科を看板にする医療機関も多いが、専門外は無知であることもある。
検査結果で異常がなかった時に、これはメンタルの問題であると指摘されたこともほとんどない。
いわんや、あなたには森田療法が適しているとか言われたことは全くない。
薬は山のように出されたことはあるが。(笑)
おまえは、何が言いたいのか?(心の声)
私が言いたいのは、もっと大切な自分の心や体を見ず知らずの他人に安易にゆだねるのは止めようというメッセージである。
職場環境、家族の問題など全く知らない他人が血液検査の結果で判断するのは致仕方がない。
しかしながらそこから先は自分の判断も必要である。
検査数値を正常にすることのみを目的とする生活をするのか、検査数値がずれていても日々楽しいことを優先するか、それは自分次第ではないか!
せっかく森田療法を学んだのであれば、せめてこの症状は心の問題によるものか器質的な原因によるものか、少し考えるだけの余裕を持ちたい。
私は森田療法を通じて、ネガティブ・ケイパビリティについて学んで本当に良かったと思う。
※今日の心に響く言葉
変えられないものは受け入れるしかないと思うんです。
病気や老いに対する不安を持つ高齢者はなおのことです。
逆に、変えられるものは変えていったほうが良いでしょう。
そのためには、変えられないものと変えられるものを見分ける賢さが必要です。
帚木蓬生氏インタビュー記事より抜粋
2023.4.8 一世