「大阪水曜ほっと集談会」公式ブログ

1月15日(水)14時~・1月21日(火)20時~(ZOOM)にてリモート集談会&新年会を開催します

弱いがままに

2020年12月06日 04時31分49秒 | コラム 

大阪水曜ほっと集談会一世です。

今年は、大阪水曜ほっと集談会の忘年会も当然ながら中止しました。

残念でなりません。

毎年わいわい、がやがや飲みすぎて二日酔い寸前の一世でしたが、今年は極めて健康的です。

今月16日(水)の集談会では、忘年会の代わりに好きな事、楽しいことをいっぱいお話をしていただくつもりです。

さて、本日も森田先生の言葉を紹介します。

「気に入らぬ風もあろうに、柳かな」ということがある

「今度あの風が吹いたら、こんなふうに靡いていやろう」とかいう態度が少しもなく柳の枝は、その弱いがままに、素直に境遇に従順であるから、風にも雪にも、柳の枝は折れないで、自由自在になっているのである。

 

2020・12・6 一世


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井戸端会議のススメ

2020年12月04日 10時50分39秒 | コラム 

大阪水曜ほっと集談会一世です。

会員の皆様新型コロナウイルス感染症がどんどん増えていますね。

感染予防は当然ですが、不安に翻弄されないためにメンタル面も気を付けましょう。

外出を控え、在宅を余儀なくされる日々ですが、電話でもメールでも構いませんので話す機会を意識的に増やしましょう。

トンネルビジョンに陥らないためにも、オンラインなど利用できる環境を今から整えましょう。

パソコンが使えない、苦手な方は発見会には広報部会が有り優秀な広報部員がサポートしてくださいます。

相談しましょう。

森田学習以外にフリートークのオンライン井戸端会議なども有効ではないでしょうか。

大阪水曜ほっと集談会は、集談会の枠を超えて全国の皆様との交流を望んでいます。

お問い合わせは、下記ホームページの専用フォームよりお待ちしています。

2020・12・5 一世

大阪水曜ほっと集談会 | 生活の発見会 | 森田療法

神経質症に悩む人たちが、その克服をめざし、森田療法(森田理論)を学びます。月一回、定例会として、学習会(兼 懇親会)を行っています。

 

 

 

 

 

 


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苦悩を突き抜けて歓喜へ

2020年12月04日 09時21分24秒 | コラム 

大阪水曜ほっと集談会一世です。

毎年師走になると、ベートーヴェンの第九交響曲が演奏されますね。

大阪でも一万人の第九が有名ですね。

私は、10代から~20代にかけて毎年この第九交響曲の歓喜のテーマを歌っていました。

今は、歌を忘れたカナリア状態ですが。

どちらかと言うとカラスかな?(笑)

難解なドイツ語には、とても苦労しましたが当時はまだ記憶力が良かった一世です。

第3楽章の瞑想的な旋律をコンサート会場のひな壇で聴いているとまるで夢の中にいるような感覚でした。

その静寂がいきなり第4楽章で破られます。

バリトンのソリストによる力強い歌声が会場内に響き渡るのです。

歌い終わった後は、200人すべての団員と抱擁したいぐらいの感動に包まれます。

第九には、そのような言葉にできない共感が生まれ、毎年歌っても飽きることが有りません。

歓喜のテーマと呼ばれるこの詩はシラーの歓喜に寄すからの抜粋と言われています。

そこには、

分け隔てたものを再び結びつける

すべての人間は兄弟となると書かれています。

現代社会の分断を予見していたようなインスピレーションですね。

私なども10代は、漠然と音楽の道に進みたいと思ったこともありましたが、到底プロになれるとは思いませんでした。

森田先生の形外会の記録に、当時の私と同じように商業大学を辞めて音楽の道に進みたいという学生の事が記載されています。

森田先生は、その学生に対してじっくりとまず生活の安定を説かれています。

そのままでは、普通のお説教なのですが、さらに先生はこう述べられています。

君は簿記をやりながら音楽もやればよいのです。

まだその上に空想もし、居眠りもすればよい。

多々ますます弁ずるのです。

私は、森田先生のあらゆる可能性を否定しない、しなやかな感性とあたたかい眼差しが大好きです。

2020・12・4 一世

 


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病から学ぶこと。

2020年12月03日 10時14分40秒 | コラム 

今思うと私は、病気をしてよかったとさえ考えている。

病気をしたおかげで小説家として人生のあるものに触れたからである。

「遠藤周作氏・ほんとうの私を求めて・病気で人生を豊かにより」


大阪水曜ほっと集談会一世です。

カトリックの純文学作家として有名な遠藤周作氏は、別名狐狸庵という雅号でも知られていました。

狐狸庵先生のエッセイが好きで、若い頃は随分読ませていただきました。

生前一度だけ講演会でお会いしたことが有ります。

純文学作家と狐狸庵という2つのチャンネルをもつ生き方にとても共感していました。

その狐狸庵先生が、50代半ばでがんの疑いがあり検査を受け組織検査の結果がんではなかったことを告白されています。

私も、今年の夏、検査入院をしたのですが、その時は本当に様々な事を考え実によく本も読み、ふだんは不勉強でありますが森田先生の本もよく読みました。

徒然草第117段に友とするにわろきひとして、病なく身強き人とありますが同感です。

私は、心身の病を経験したことで、少しだけ自他ともに優しくなれたような気がします。

気がするだけかもしれませんが。(笑)

最後に河野基樹先生(元発見会顧問/医師)のお言葉をお伝えしたいと思います。

世の中は、情と理が調和して成り立っているのですね。

ただ人は、情けあれ、ではありませんが、情、感謝といったものが兼ねそなわれば、神経質者の良さがますます発揮できるのではなかろうかと考えます。

河野先生もまたwith病の人生をおくられた方でした。

2020・12・3 一世

 

 

 

 


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組織嫌々病?

2020年12月01日 05時57分37秒 | 集談会日記


つらかったら、休めばいい。

いやだったら、やめればいい。

人間とは、つまり、その人なりの個性に従って生きるより他にないのである。

結果はどうでもよいことなのだ。


「本多信一氏・現代職業研究所所長・自分に無理しない生き方より」


今日から師走ですね。

大阪水曜ほっと集談会一世です。

私は、クリスマス前のこの時期が大好きです。

今年1年も何とか曲がりなりにもやり遂げたという安堵感に包まれます。

さて、本日は私が若い頃から参考にさせていただいている本多信一氏の生き方・考え方を紹介させていただきます。

最近私は、自分が非組織型の人間であると改めて思います。

しかしながら、人間が大好きなのです。

本多氏は、若い頃から人間関係に苦しみストレスにより大病を患われた体験からできるだけ組織に属さないで自分に無理をしない生き方を提唱されています。

確か生活の発見会でも講演をされたと伺っています。

本多氏の説かれる内向型と呼ばれる非組織型人間の生き方は、世間常識とは全く異なります。

たくさんの著書を書かれていますので、特に対人不安をお持ちの会員の皆様にはお勧めいたします。

自己肯定感が増し生きることがずいぶん楽になるでしょう。

私は、サラリーマン生活を40年近くやってきて、今更ながらですが組織大嫌い人間です。

先日も、組織嫌々病(私が勝手に考えた)になり、あんたはそんなに偉いんか?

というブログを書きました。

本多氏からいただいた生きるヒントをいくつか紹介します。

①人づきあいが下手でも自分に無理をしない。

②世間など気にしないでいいじゃないか。

③内気だからこそ芸術で自己表現をしよう。

⓸同世代ではなく異世代との交流により比較地獄から解放される。

⑤内向型だから深く付き合える。

⑥愛ある言葉に人は集まる。

⑦死ぬも生きるも天まかせ

 

※今日も一日ぼちぼちやりましょう。




2020・12・1 一世

 

 

 


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