「大阪水曜ほっと集談会」公式ブログ

3月19日(水)14時~・3月18日(火)20時~(ZOOM)にてリモート集談会を開催します

やらないのではなく、できないのだ。

2022年10月15日 03時09分00秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

不思議です。

一旦プチ鬱になると普段簡単に出来ていたことができなくなる。

例えばGmailやLINEの返信が容易に出来ない。

当然電話もできない。

喫茶店やレストランのメニューがなかなか決められない。

買い物も億劫。

料理もNG、そもそも食べたいものがない。

テレビ、YouTubeも刺激が強すぎてダメ。

パソコンのブルーライトが悪魔の光に見える。

いつも同じようなパターンである。

集談会に於いて鬱傾向がない人にお願いしたい。

私のようなプチ鬱になりやすいタイプは、スマホと同じで心の充電切れによるオンとオフの差が激しい。

やらないのではなく出来ないのだと認識していただき、出来るだけ発見会の報告書の作成や返信は猶予がほしい。

私は以前は夜中に無理してやっていたが、今は失礼ながら仕事ではないのでスルーさせていただく。

仕事ではそうはいかないので、出来るだけ普段から、頼む・頼まれるの関係を築くことが望ましい。

人に何かをお願いすることが苦手な神経質である。

かくいう私も、インフルエンザで39度近い発熱でも過剰な責任感から仕事をしていたことがある。

本来ならば当然休むべきである。

ついつい、何でも抱え込んでやっている割には、感謝されない。

無理が重なりメンタルの不調で仕事に穴をあけると、それ見たことかと随分目立つ。

社会には、理知的な神経質タイプと異なり複雑な企画書の作成や対人折衝などが出来ない人も多い。

なぜやらないのかと思っていたが、本人にとっては苦痛以外の何物でもないのだと思う。

普段から正論ばかり言わず、さりげなくサポートしておけば分かるひとには伝わる。

神経質者は、理に優れているが情に欠けることがある。

優れた資質だが自分に頼りすぎるのではないか。

もちろん森田により認識や人生観が変わればそれは一変する。

要は相手が気持ちよく動いてくれれば、自分の感情がすっきりしなくても良いのだ。

コロナ対策もプチ鬱対策も何処か似ている。

普段の人間関係における貯金が大切だと思う。

備えあれば憂いなし。

昔の人は本当に智慧があった。

今を生きる私たちは過剰な知識はあっても智慧が働かないというのは言い過ぎであろうか?



2022.10.15 一世

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鬱になったら悪いんか!

2022年10月14日 06時18分38秒 | コラム 

大阪水曜ほっと集談会一世です。

ようやく季節の代わり目の抑鬱トンネルの出口が見えてきました。

またいつもの日常を取り戻しています。

今年は体力の衰えもあり少々きつかったです。


しかし寒暖差アレルギーでくしゃみが止まらない。

加えて昨日の芝刈りのやりすぎで目が痛い。

何でもやりすぎて落ち込みの繰り返しの日々です。

神経質の完全壁、執着性は年齢に関係がないようです。



ところであらためて生涯で最高のギフトは、抑鬱体験であったと思う私です。

抑鬱体験前と後では、別人格のようです。

日々戦争やコロナの報道に加え最近ではSNSを通じて起こる猟奇的な事件、給与は上がらず物価はどんどん上昇する中で、鬱にならないでのうのうと生きている方がおかしいのではないでしょうか?

あなたの心の痛みを感じるセンサーは、どこに行ったの?

ついついそう問いかけたくなる人間がいますね。

鬱になったら極めて人間的である証として称賛される世の中にならないものか?

抑鬱経験1回でお買物券1万POINT進呈、GOTO旅行割引2万円などがあれば面白いですね!

しかし現実には職場や友人場合によっては、家族にさえ鬱体験や神経質症状を伏せている人が多いのが事実です。

思い切って公表したら、意外と誰にでもあるよと共感される場合も多くあります。

私も正直、落ち込んでいる職場の仲間に森田療法のことや自身の経験を伝えるべきか否か、悩むことも多かったです。

中々社会生活では、本音で話ができないことも事実です。

厚生労働省のサイトによりますと日本では、100人に約6人が生涯のうちにうつ病を経験しているという調査結果があり、女性の方が男性よりも1.6倍くらい多いことが知られています。

世界的に認知されている森田療法ですが、残念なことに国や県など行政のメンタルヘルスのサイトに森田療法の表記があまりないことに違和感を感じています。

新型コロナの初期の頃、コロナに罹ることがまるで犯罪のような扱いでしたが、今は誰でも罹り特別視されることはありません。


同様に鬱についてもっと気軽に話せる職場環境や鬱を誰もが罹患する可能性がある心の風邪として受け入れる社会のあり方に生活の発見会も一石を投じたい。

この小さな波動が小波になってやがて大きなうねりになる事を願う一世です。



2022.10.14 一世








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松茸風吸い物と森田のご縁!

2022年10月13日 07時47分43秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

松茸などここ数年見たこともない庶民の私です。

しかしながら松茸風吸い物は、頻繁に買っています。

何の話やねんと思われるでしょう!

単に貧乏なだけやろ!

この松茸風吸い物を亡き叔父がとても日本人的だと褒めていたことを想いだしました。

残念ながら11年前に64歳で他界しました。

私に生活の発見会と森田療法を授けてくれた恩人です。

旧大阪市立大学の修士を卒業し留学経験もありドイツ語と英語に堪能な叔父でした。

彼がいなければ、森田のご縁も50年前の大阪万博も行くことはなかったでしょう。

もうすぐ彼が亡くなった年齢に近づきます。

私が私がと、我を張って生きてきた私です。

知らないところで見えない多くのご縁に支えられて今の私がある。

松茸風吸い物をいただきながら、ふとそう感じた一世です。



2022.10.13 本物の松茸が食べたい 一世


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Shall we ダンス?

2022年10月12日 04時55分59秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

今月号の発見誌の挿絵は、テーマが映画「Shall we ダンス?」のキャラクターでしたね。

とても似ていて楽しいです。

ご覧になられた方も多いと思いますが、1996年に公開された邦画「Shall we ダンス?」が当時大ヒットしました。

中年サラリーマンの悲哀が、多くのサラリーマン層に共感を得たと同時に社交ダンスブームが到来しました。

私も観ましたが個性派俳優が勢ぞろいで、本当に面白かったです。

ダンスを教えるという立場の人間が、素人のダンスに対する姿勢から本来のダンスの意味や楽しさに気づく物語と感じました。

当時はわかりませんでしたが、趣味や娯楽がどこか仕事になってしまう当時の働き過ぎ日本人サラリーマンに、警鐘を鳴らす隠れたメッセージを発信していたように今は感じています。

さて、今月号のHSPと森田神経質の比較検討を題材にした記事を興味深く読ませていただきました。

衝撃を感じたのは、HSPには、向上発展欲に相当する項目がないという考察です。

ここに生まれた時からパソコンやコンビニがある若い会員を受け入れる大きなヒントが隠されていると思います。

私は、不安や症状の背景に向上発展欲があるという記述に以前からなんとなく違和感を感じていました。

以前に投稿しましたが、よりよく生きたいという欲望も個人差があり、私のようにぼやっと生きたい人間もいるのではないかと改めて感じています。

森田博士の説かれた生の欲望を、向上発展欲などど勝手に置き換えるところから行動重視の努力を基本としたアドバイスが生まれるのではないかという疑問です。

この件については、私の浅はかな知識では誤解を招きますので、もう少し勉強をさせてください。

集談会も公的な施設で黙々と勉強会ではなくて、ダンスを楽しみながら、時にはランチを食べながら森田を学んでも良いのではないですか?

Shall we ダンス?



2022.10.12 一世

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親子関係も人生も思いどおりにいかない。

2022年10月11日 03時44分39秒 | コラム 

大阪水曜ほっと集談会一世です。

いきなりですが、親子関係ほど複雑かつ答えの出ない関係はありません。

集談会でも、娘さんや息子さんのことで悩まれている方は多いです。

私も同じです。

ずばり結論から言いますと、見守りながら放っておく。

しかしながらこれが本当に難しい。

ついつい余計な事を口出しして、心の境界線を越える失敗の連続です。

長女とは、娘が子供の頃から相性が合わず、正直な気持ち苦手です。

ある意味で私自身を見ているようで小賢しい。

私がやりたかったことを全てやっていて、ジェラシーも感じています。

閉所恐怖で飛行機が苦手な私と違い飛行機大好きです。

自由奔放で、かつてバックパッカー(英語: backpacker) で世界を放浪し、きちんと就職活動もしないで、今は子育てをしながら、IT企業の在宅勤務です。

私は嫌なことはしません、がモットーで、本当にあまり掃除もしません。

社会常識というレール通りに生きてきた親父を反面教師として自由に生きています。

この娘が唯一ラインに返信するのが、孫におもちゃやケーキを買ってやった時です。

しかしながら、森田療法を学んでこう思います。

相手は、自分の思い通りにならない。

娘は、私の思想の矛盾であり最高の学びなのです。

より良く生きたい。

しかしとらわれや、症状は嫌だ。

娘は苦手。

孫は大好き。

生きるのは、しんどい。

死ぬのは嫌だ。

どこか似ていませんか?

相反する感情に翻弄されながら、精神の拮抗作用に身をゆだね今日も、ぽつぽつ生きています。

これが私の森田です。

苦手な娘のお陰で本日もブログが書けました。

娘よ、ありがとう。

娘は大の苦手、孫は超可愛い。

私はこれを心の事実と呼んでいます。



2022.10.11 一世

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