赤ちゃんはお母さんの産道を通って外の世界へやってくるのが正常なお産ですね。でも通常分娩では危険と判断されたときには、母体のお腹を切り、さらに子宮を切って胎児を取り出すことがある。これを帝王切開といいます。
はじめて帝王切開という言葉を聞いたとき、「何で帝王なの?」と思った。カエサル(シーザー)がこの方法で生まれたからとまことしやかに言われていたが、どうも腑に落ちない。
滅菌法が開発され、抗生物質が発見された20世紀ならいざ知らず、それ以前は外科的処置がなされれば、多くは傷が化膿し、敗血症で死んでいたはず。帝王切開は19世紀にヨーロッパである程度行われていたようだが、その母体の死亡率は8割を超えていたという。シーザーの時代にそんなことすれば、出産後に間違いなく母親は死んでいたはずであるし、実際にシーザーが帝王切開で生まれたという史実はないようである。
日本語は、ドイツ語のKaiserschnittから訳されたようだが、その語源となるラテン語の切るという単語の一つの発音がカエサルに似ていたため間違って後世に伝わったらしい。
日本での出産で、この帝王切開の割合が増えてきているらしい。高齢出産が増えていることや、出産にまつわる訴訟増加などが原因とのことだが、6~7人に一人の割合にもなるらしい。アメリカでは4人に一人くらいの割合とのことだからそれよりは少ないが、それでも尋常ではないような気がする。
はじめて帝王切開という言葉を聞いたとき、「何で帝王なの?」と思った。カエサル(シーザー)がこの方法で生まれたからとまことしやかに言われていたが、どうも腑に落ちない。
滅菌法が開発され、抗生物質が発見された20世紀ならいざ知らず、それ以前は外科的処置がなされれば、多くは傷が化膿し、敗血症で死んでいたはず。帝王切開は19世紀にヨーロッパである程度行われていたようだが、その母体の死亡率は8割を超えていたという。シーザーの時代にそんなことすれば、出産後に間違いなく母親は死んでいたはずであるし、実際にシーザーが帝王切開で生まれたという史実はないようである。
日本語は、ドイツ語のKaiserschnittから訳されたようだが、その語源となるラテン語の切るという単語の一つの発音がカエサルに似ていたため間違って後世に伝わったらしい。
日本での出産で、この帝王切開の割合が増えてきているらしい。高齢出産が増えていることや、出産にまつわる訴訟増加などが原因とのことだが、6~7人に一人の割合にもなるらしい。アメリカでは4人に一人くらいの割合とのことだからそれよりは少ないが、それでも尋常ではないような気がする。