Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

心のひろがり

2006-09-26 | 
 幼い頃から成長につれて活動範囲が広がる。

 家の外へ出る。家の周囲を歩く。自転車という武器を手に入れると更に遠くまで出かけていく。その時々の自分にとってそれは、冒険であり旅であった。

 病院や施設に入っている老人。

 人生という旅も含めていろいろな旅をしてきたことだろう。かつてどんどん広がっていた活動範囲が、逆にどんどん狭まっていくその寂しさをどのように感じているのだろう。

 肉体的物理的自由度が制限されるようになったとき、どれだけ精神世界が広いか。それが大切かもしれない。

 動けないお年寄りの場合も、実際にはこちらの言うことが分からないように見えても意志を伝えられないだけで、多くの思いをもち、伸びやかに心の世界を旅しているのかもしれない。見くびってはいけない。

操作できる?

2006-09-26 | 医療・病気・いのち
 私たちは、自分の意志で生まれてきたわけではない。
 自分の誕生にかんして、何かを出来たわけでもない。

 なのに死は操作できると思っているふしがある。
 そんなこと出来るわけがない。

 医療は死ななくするものではなく、ある意味すべてが症状緩和の術だ。
 何をやっても、人は寿命を迎えれば死ぬ。