Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

機械

2007-02-03 | 想い・雑感
柳沢氏が女性を子供を産む機械と表現したことが大騒ぎを引き起こしている
女性を機械と表現したこと
それを産むという機能に限定した表現になったことなどが
いかんともしがたく配慮を欠いた表現であるのは確かである



女性が怒り
男性も怒り
その怒りに政党がのっかり
メディアがのっかる

ただただ騒いでいるようにも見える

冷静に今の社会の有り様をひろく見てみると
あちこちで人は機械扱いにされているのが現実だろう
機械になれればまだ良い方で
機械を動かす歯車としか見られてない場面も多々ある
さらに人を単なる道具としてしか見ないように感じることもある

人間機械論は医療 特に西洋医学を基礎とする現代医療の分野も席巻している
移植医療などは 機械の部品交換を思わせる
遺伝子工学は 生命体の根元とも思える遺伝子に対し
一連の核酸を取り除いたり 加えたり 入れ換えたり
という操作をする
人を巨大な代謝工場と見る見方も やはり人体機械論だろう

このような見方に私の脳もかなり慣らされていると思われ
柳沢大臣の発言を非難できる資格を
私は持たない
ただ これを機会に 生命とは? という問いかけを
さらに自分に課していきたいと思うばかりだ

会えないということ

2007-02-03 | 想い・雑感
あの時会いに行っておけばなあ・・・

もう会えないという状況になって
気になったあのときに会っておけばよかったと後悔することがある
私は父母両方に対して その思いが強い
どちらも 急な別れだったというのもある

進行癌のようにある程度死が近い将来に予測される場合も
後悔する人がわりと多いように感じる
癌の進行につれて少しずつ体調が悪くなるというより
階段をトンと下りるように
あるときガクッと状態が悪くなる

最後が近くなるまで比較的全身状態が保たれることが多いので
周りのものにも油断が生じる
そんな時急速に患者さんの状態が悪化し
最後を見守ることもできずにお別れとなってしまう
一言言葉を交わしたかったと思っても
二度と叶わぬこととなる

親の遠方に住んでいる人は
何か機会があれば ぜひ会いに行っていただきたい
旅立ってしまうと 本当に会えない
この会えないという重みを
親がいる間はなかなか実感できない