Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

遺伝子の運びや

2007-02-27 | 医療・病気・いのち
私たちの体を構成する細胞のどれかは
毎日のように入れ替わっている

ということは
体の中で
毎日のように
死んでいく細胞があるということ

現代日本で私たちは
日常から死を引き離した生活を送っているが

実は
体は 毎日死を経験している
死の上に成り立っている

そして体を構成している
細胞集団の中で
生命維持に耐えられない部分が出てくると
その個体は 死期が迫ってきていることとなる

その個体を離れて生き残るのは
子供である

精子や卵子の生殖細胞も
有限なる個体から形成されたものだが
お互いが出会い
新たなる生を結ぶ
そして微妙に変化する
遺伝子をつなぐ
ある意味 生殖細胞は死なないのである

すべての生物は
遺伝子を運ぶためにある
という考え方は何かむなしさを感じるが
説得力がある