Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

結果

2007-09-02 | 想い・雑感
何に置いても結果というのは気になるものだ
試験の結果
スポーツの結果
旅行の結果
お見合いの結果
デートの結果
面接の結果
などいろいろと気になる

そんな中で自分の体に関する結果は
最も気になるものの一つ
検査結果を聞く前というのは
どうも落ち着かない

通常の健康診断でも
気になるものだが
癌の治療を受けている方というのは
定期的に行われる検査結果を聞く度に
ドキドキするものだろう

ほとんどの人は
自分の命がいずれ無くなる
個の有限性というものの怖さに
押しつぶされそうな気がするものだろう

癌で受診する方は
検査の度に
その有限性と向き合うことになるのだから
なかなかしんどい
待っている時間などは本当に嫌だろう

そこで私が検査結果を伝える日は
診察室に患者さんが入ってこられれば
なるべく速やかに結果をお伝えすることにしている

ただ結果が悪いときには
伝える方も気が重い
診察室へお呼びする前に
一呼吸置いて
どのように伝えたものかと
思案することも少なくない

グローバル?

2007-09-02 | 想い・雑感
 外国に暮らすと、日本のことについていろいろと質問されることがある。それによって、如何に自分が日本のことを知らないかを思い知らされる。地理、歴史、風俗、文化などなど、日本語にもできないことを、英語で説明できるはずもない。私はアメリカにいる2年間、日本にいるときとは比べものにならないほど、日本の本を読んだ。

 グローバリゼーションという言葉に踊らされ、やたらと英語教育にあたる人々の鼻息が荒くなっているように思う。英語を小学校から必須教科にするとの話しも聞く。本当に必要なのだろうか。

 私たちは、言葉で物事を考える。その場合の言葉とは日本語だ。ならば日本語の力を、日本に対する知識を身につけることの方が、より大切なのではないだろうか。それとも、思考まで英語で行うようにしたいのだろうか。日本を丸ごと英語圏の国へ売り飛ばそうとでも言うのだろうか。

 外国に行って必要なのは、自分自身を語ることができるということだろう。自分というものを分かってもらうと言うことだろう。そしてその時には、日本という国を紹介できればより自分というものを明確にできる。

 昔、日本語表記をすべてローマ字表記に替えてしまおう運動があったそうだが、そんな極端な方向へ行かないことを祈る。英語ができれば国際派というのなら、英米人は全員国際派でしょう。