肝動注療法といって、消化器癌の肝転移に対して、肝臓へ行く動脈から直接抗がん剤を送り込むことがある。肝臓以外に転移巣がない場合や、肝転移が予後を左右すると思われた場合に、施行することが多い。
足の付け根の動脈から、細い管の先端を肝動脈まで送り込んだ状態でおいておき、もう一方の端は右下腹部の皮下に埋め込んだポートにつなぐ。そして定期的にそのポートから抗がん剤を注入するのである。
これとて結局は抗がん剤治療なので、一旦腫瘍が縮小してもまた大きくなってくるし、必ずしも予後の改善は期待できない。しかし、中にはこの方法で肝転移があるにもかかわらず、1年、2年と命を永らえることもあるので、本人や家族と相談した上で、行うことがある。
どの治療方法まで行うかは、本人の気力や生き方と密接な関係がある。そして、この肝動注までやるのとやらないのとどちらが正解とは決められないのである。
足の付け根の動脈から、細い管の先端を肝動脈まで送り込んだ状態でおいておき、もう一方の端は右下腹部の皮下に埋め込んだポートにつなぐ。そして定期的にそのポートから抗がん剤を注入するのである。
これとて結局は抗がん剤治療なので、一旦腫瘍が縮小してもまた大きくなってくるし、必ずしも予後の改善は期待できない。しかし、中にはこの方法で肝転移があるにもかかわらず、1年、2年と命を永らえることもあるので、本人や家族と相談した上で、行うことがある。
どの治療方法まで行うかは、本人の気力や生き方と密接な関係がある。そして、この肝動注までやるのとやらないのとどちらが正解とは決められないのである。