Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

養生クン 1

2007-11-16 | 医療・病気・いのち
 子供の誕生にすら人為的操作が紛れ込んできている現代において、「子供を授かる」という発想は絶滅の危機に瀕しているようです。ましてミーイズムや自己万能感がはびこる現状では、自己の一身が天地(宇宙、自然)から授かったものであるという考えにいたることは困難でしょう。

 しかし間違いなく、今いるあなたや私は、自分の意思で、自分の力でこの世に生まれ出てきたわけでなく、授かったとしか言い様がないのです。せっかく授かったこの身を、慎んでよく養って、天が与えてくれた命を長く健やかに保ちましょう。

 飲食欲や色欲などに振り回されるのは、自ら肉体を痛めつけ損ない病を求めるようなものであり、愚かなことです。日々をつつしみ深くいき、長命を保ち、生きる喜びや楽しみを十分味わいましょう。

 体の細胞は日々入れ替わっています。ということは昨日と今日、今日と明日の私は違っているのです。日々の慎み、積み重ねが、長期にわたれば多大な影響をわが身に及ぼすことは明らかです。今日を自制の心を持って生きることができれば、必ずそれは自身に帰ってくるのです。