Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

戦時医療

2009-01-02 | 想い・雑感
テロに紛争 戦争に関する報道があると
片隅に医療活動の報告が出ることがある
ガザ地区への空爆により
一般市民が300人以上死亡したとの報道の片隅に
国境なき医師団(MSF)が医療の提供を開始した記事が出ていた

過去 戦争において外傷に対する医療技術が進歩したという事実はあるにしろ
何とも空しい話である

医療行為というのは時間がかかる

目の前の傷ついた一人を救おうと懸命に努力をしている近くで
一発の爆弾が何十人何百人あるいは何万人もの命を奪う

点滴を行い 抗生物質を投与し
血圧をあげる薬を使用し
骨をつなぎ 傷を縫う
その時戦場では銃弾に倒れる人が発生している

なぜその人たちは傷つかなければならなかったのか
幼い子がなぜ手足の無い人生を押し付けられなければならないのか

傷ついた後に努力するより
傷つかない努力はできないものなのか

癌 脳血管障害 虚血性心臓病が死因の上位である現代において
外傷が死因の第一位にならないことを祈る