Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

花火

2010-08-23 | 想い・雑感
規模の大きな花火大会
花火が開くのと
耳に届く爆発音との間に
数秒の差しかないくらい近づくと
大輪の花火と
体を震わす振動の迫力に
感嘆の声を上げる
すばらしい

地域の小さな夏祭り
その小規模な花火大会
目の前の河川敷から
座っている自分の真上に上がるように見える花火
ドスンと来るような迫力はないが
親近感が持てて味わいがある

子供の頃
バケツに水を張り
家の前で親と一緒にした花火
打ち上げ花火が主体ではなく
自分で火をつけ
自分の手で持って火花を散らしたり
自分の足元で踊ったりする花火が主役
そして何よりも締めは
線香花火
もっとやりたいと思う子供心を
ゆっくりと落ち着かせてくれる
最後の小さな火の玉がぽとりと落ち
訪れた暗さと静寂のなかで
後片付け
こんな花火(大会)も大好きだった

風物詩と呼べるようなものが
少なくなってきたと感じる昨今だが
花火はやはり
夏の風物詩

卵とサルモネラ菌

2010-08-23 | 想い・雑感
米国で
サルモネラ菌に汚染された恐れがある
卵3億8000万個が回収される
というニュースを聞いて

以前アメリカ留学に向かう際
知人から受けた注意の一つとして
生卵を食べるな
というのがあったのを思い出した

卵かけご飯が好きなわたしとしては
少しショックだった

調べてみると
卵の殻にサルモネラ菌が付着している可能性があるとのこと
よく洗えば大丈夫なのだろうが
結局2年間の留学中
一度も卵かけご飯は食べなかった

日本では
どれくらい生卵によるサルモネラ感染症が起きているのか知らないが
どうしても卵かけご飯が食べたくなったら
よく殻を洗ってから割るようにしている

でも洗ったくらいで効果があるのかなぁ

日本人はどんどん不健康になっている?

2010-08-23 | 想い・雑感
「異常なし」さらに減少 昨年の人間ドック受診者
2010年8月20日 提供:共同通信社

 日本人間ドック学会(奈良昌治(なら・まさはる)理事長)は19日、2009年に人間ドックを受診した全国の約300万人の成績を集計し「異常なし」とされた人の割合が、初めて10%を割り込んだ前年をさらに0・1ポイント下回る9・5%だったと発表した。集計を始めた1984年の29・8%から年々減少し、過去最低となった。
 同学会の笹森典雄(ささもり・のりお)名誉顧問は「職場や家庭など社会環境が変化し、ストレスが肥満を含めた生活習慣病の原因になっている。環境にどう適応するかアドバイスすることが重要だ」と話している。
 地域別で異常なしが最も多かったのは中四国の13・7%。最も少なかったのは九州・沖縄の5・4%だった。異常があった検査項目の最多は高コレステロールの26・5%で、肥満の26・3%、肝機能異常の25・8%が続いた。
 人間ドックで発見されたがんの中で最も多かったのは胃がんで、見つかったがん全体の28・1%。胃がんは85年には全体の約6割を占めていたが、年々割合が減少している。一方、胃・大腸・肺以外のがんの割合が増え、女性では乳がんがトップで40・7%、男性は前立腺がんが胃がんに次いで13・8%を占めた。

*********************************************************


 少し脅しのように感じる報道です。人間ドックを受けた人の中で、異常なしとされたヒトが1割にも満たないという報道です。そこまで、日本人は不健康になったのかと愕然としてしまいそうですが、それほど慌てる必要はないように感じます。この報道で主に気になる問題点は三つ。ただ、生活習慣病に対する対応の重要性は、大いに喚起して頂きたいとは思います。

1:学会が提唱する正常値の変更に言及していない。

 この5年くらいの間に、血圧やコレステロール値など、正常値とされる値が随分厳しくなっています。これをそのまま適応すれば、異常値を示すヒトの割合が増えるのは当然です。ニュースのデータから醸し出される、日本人が不健康化しているとの香りは、大いに疑問です。

 例えば、総コレステロール。以前、高コレステロール血症とされていたのは、260gm/dl以上。それが、240mg/dl以上となり、今では220mg/dl以上という風に、随分厳しくなっています。血圧その他でも、判定基準が厳しくなっているものはあります。それらを考慮に入れず、正常、異常の割合のみを報道するのは、片手落ち。報告の読み込みが足りないように思います。

2:比較する検査項目を同一にしているか否かがはっきりしない。

 人間ドックと一言で言っても、ドック毎に検査内容に違いがあるはず。経時的な視点から、異常なしの割合を述べるのであれば、同一検査において比較しなければならないはず。その点にも言及はないようです。

3:人間ドックを受けるヒト(母集団)の特徴に変化がないのかどうかわからない。

 1984年頃と今では、人間ドックを受ける人の年齢層なども変化している可能性があります。そこに変化がないか否かの検証がされなければ、比較の意義は薄れる可能性があると思います。