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ダンジーブログ

大腸ポリープ

2006-10-08 | 医療・病気・いのち
 大腸の検査として、内視鏡検査が多く行われるようになっている。大腸ポリープなどは、何の症状を生じないことが多いので、40歳を超えれば数年に一回は検査を受けた方がよい。家族に大腸癌の方がおられる場合は20代くらいでも一度は検査を受けた方がよい。

 そんな検査で直径数mmのポリープなどはよく見つかる。その多くは良性の腺種といわれるものだ。これらは年数が経つにつれ悪性化していくことも多いため、定期的に検査をしていく必要がある。

 小さなポリープの中には、その一部がすでに癌化しているものもあるが、内視鏡下にポリープを切除することによって治療が終了となることが多い。だが一部には、予想以上に大腸壁の少し深部まで癌が拡がっていることが、内視鏡下に切除したポリープを検査してはじめて分かることがある。この場合、引き続き手術を行うかどうか迷うことになる。

 粘膜を超え、粘膜下層にまで癌が浸潤すれば、リンパ節に転移を起こしている確率が1割から2割と言われている。その確率を低いと感じればそのまま様子を見るし、高いと感じれば手術治療を追加することとなる。そこは賭。微小転移の有無は、現在の臨床検査では検出できないから。

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