Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

筋芽細胞

2007-12-20 | 医療・病気・いのち
 人間の体は、時々刻々消滅と再生を繰り返している。寿命の来た細胞は死んで行き、もととなる細胞が分化して、消滅した細胞とおきかわる。怪我をした後は、その場所に様々な細胞がやってきて、必要な細胞に分化していく。意識せずに行われている自然な出来事なのだが、それを人為的にすることは困難なことだ。ところが、大阪大学で行われた、治療結果に驚いた。

 心臓が大きくなり次第に落ちていく病気をもち、人工心臓で命を保っていた患者さんに対し、足の筋肉細胞を培養してつくったシートを心臓に張り、心筋の働きを再生させる治療を行ったのだ。

 ご本人は記者会見で「人工心臓の装着時とは全然違う。びっくりするぐらい良い。」と答えられていた。じつにすばらしい。聞くだけでわくわくする。

 このように、いろいろな病気に対する治療方法が開発され進歩していっているのに、私たちがよって立つ地球自体の環境が急速に悪化しているという現実。どちらも何とかしていってほしいが、環境問題のほうが、はるかに緊急性があるような気がする。

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