以前より漢方治療に興味があった。手術に追われる日々を抜け出し現在の病院に数年前移った。それを機に少し系統的に漢方の勉強を始めた。昨年ようやく受験資格を得たので漢方専門医を取得した。
書類審査、筆記試験、面接があった。久しぶりの筆記試験、制限時間ギリギリで記入終了。昔いろいろな試験を受けたころ、一旦試験が始まれば頭の中がすーっと落ち着いていた。ところが今回は少し目がかすんだ。緊張のせいか、年齢のせいかは定かでない。
漢方の世界は広く深い。少しずつ知識と経験を積み重ねながら、今の時代こそ必要なこの診療体系を広めていければと思っている。
漢方専門医となる前提の1つに、内科、外科、産婦人科、整形外科その他の主要科目の専門医であることが求められている。西洋医学をある程度収めた上で漢方薬も処方できると言う国は珍しい。西洋と東洋、両者を融合させた医療を提供していきたいと考えている。
緊張か
歳のせいか
目が霞む